8月23日で、安倍首相の連続在任が最長になりました。
これまでの佐藤栄作の記録を破り、日本の歴史で一番長く連続で首相を務めていることになります。
ころころ変わる首相
少し前は、首相ってコロコロ変わるイメージありましたよね。
短い人では1年、数か月なんて人もざらにいました。
これだけコロコロ国のトップが変わるなんてどうなの?という声もあったことでしょう。海外はこんなに頻繁にトップが入れ替わる国は少ないように思えます。
たぶんそのイメージって90年代~00年代あたりの20年くらいのことを指すと思いますが、やはり政局が安定してなかったせいでコロコロ変わっていたということでしょう。あの20年で安定長期政権だったのって小泉政権くらいじゃないですかね。
佐藤栄作ってだれ?
さて、ここで出てくる佐藤栄作ですが、社会の教科書には出てくる人です。
ここらであらためて、佐藤栄作って何者か、簡単に紹介したいと思います。
1960年代後半から1970年代初頭にかけて、8年弱という長い時間総理大臣を務めた佐藤栄作は、社会の教科書にもでてくる「日韓基本条約批准」「非核三原則提唱」「沖縄返還」をなし遂げるた人で、なんと日本人で唯一のノーベル平和賞を受賞した人でもあります。
ちなみに岸信介の弟でもあり、そのため安倍総理とも親戚関係にある人物です。このあたりの時代の政治家って、苗字は違うけど親戚関係が多くてややこしいですね。
安倍首相もいろいろモリカケ騒動など疑惑もありましたが、佐藤栄作の時代も同じように有名なところだと黒い霧事件などもあり、スキャンダルはありました。また今回のアベノミクスのような空前絶後の超景気回復がありましたが、佐藤栄作の時代もいざなぎ景気といって、とても長い好景気の時代でもありました。
今では佐藤栄作は田中角栄らと同じように戦後の日本を支えた人物であるという印象もありますが、安倍首相は数十年後、どのような評価が下るでしょうか。