QUESTIONより:なぜ貯金できないのか、貯金が得意な人と苦手な人の考え方の違い


QUESTIONより

必要な物を買う為に貯金をしようと思うのですがついつい遊びに出かけてしまい貯金ができません。何かいい方法はありませんか。


なかなか貯金ができない、という悩みを持っている方も多いかもしれませんね。

無駄使いをしているわけでもなく、ついつい遊びに出かけてしまって使ってしまう、というのは誰でもあることではないでしょうか。

お金の流れを把握できるか

貯金をしている人が、じゃあこまめに支出などをメモし計算しているかというと、決してそんなことはありません。

収入の多い少ないにかかわらず、貯金がうまい人は、日々の収入と支出を脳内で常に把握しています。

今はキャッシュレスであまり意識しなくなってる人もいるというか、逆にキャッシュレスのほうがそれが難しいかもしれません。しかし貯金が得意な人はキャッシュレスだろうが現金だろうが、関係ありません。

キャッシュレスだと財布にいくら入っているかわからないから、使い過ぎてしまう、という言い方をする人がいます。しかしそれは根本から間違っていまして、貯金をするのがうまい人は財布の中身を見ることなく財布にいくら入っているかを常に把握しているのです。さらに銀行口座にいくら入っているかも把握しています。口座を確認するのは月1度でもこれができてしまう、それが貯金をするのがうまい人の特徴です。

節約した気になってはいけない

節約することをお金を貯めること、と考える人が多いですね。これはおおむね正解ですが、節約するということを正しく理解しなければなりません。

例えばセール品を買うとします。スーパーでも夕方になると割引しますし、ブランド物もたまにセールをするときがあります。そういうときを狙って買い物をする、これは節約上手としては間違っていることではありません。

ですが、例えば1000円のものを30%オフで買ったとしたら、それは300円を貯めたということとニアリーイコールですが、イコールではありません。

この感覚の差が、貯金が得意な人と苦手な人の違いです。苦手な人は、これを300円の貯金をしたと感じます。得意な人は、700円の出費をしたと感じます。

目的がある貯金ならば、やるしかない

目的のある貯金かどうかでも、このあたりのやり方はかわります。

明確に買わなければならないものがあり、この時期までにいくら必要だ、という決まりがあるのであれば、もうやるしかありません。

自分でセーブができないのであれば、毎月の給料日にいくら分を別口座にいれるしかありません。貯金が苦手だけど貯金をしなければならないのであれば、最初からその金額はなかったものとするしかないのです。

これを毎回できるのであれば、お金は溜まります。

しかしこれ、明確な目標があるからできることで、ないのであればなかなか難しいでしょうね。なんとなく貯金をしよう、だと半年もたたないうちに積み立てをやめたり、積み立てていたところから使ったりしてしまうこともありそう。

おそらく多くの銀行がこういったことをオートでやることはできるでしょうから、もし質問者さんのように明確な目的のある貯金でしたら、もうこう割り切ってしまうことが一番手っ取り早いかなと思います。