たまにツイキャスでニュース読みの企画をやりますが、日常的にニュースを読むのは好きです。
映像でのニュースも見ることが多いです。
ネット以前のニュース
ネット以前のニュース、ネット以後のニュースは、表面上は同じでも、その配信の仕組みに大きな変化がありました。これにより、人々とニュースの接し方に変化が生じています。
ネット以前のニュースを思い出してみると、文字情報のニュースについては、新聞か週刊誌の情報がメインです。新聞は複数の新聞社と契約することでまとめ読みは可能ですが、何社も契約する人は少数派でしょう。週刊誌はそういった意味では複数読む人も多かったかもしれませんが、日常的に買うというよりは、気になるニュースがあったから買う、というところでビジネスモデルが新聞とはやや違ったようにも思えます。
ネット後のニュースがどう変わったかの前に、インターネット黎明期のニュースのお話をしましょう。
世の中にインターネットが登場し、新聞社もネット対応に追われました。その中ででてきたのが、新聞を文字通り画像化し、パソコンなどで読むというスタイルです。その後、そのまま画像化するのではなく、ある程度読みやすいようにカスタマイズされ配信されるようなものもすぐ登場しました。
現在は、記事はすべて個別化され表示されるものになっていますが、当初はあくまで紙面の延長としてネット対応を行っていた印象がありました。あのサービス、そういえばいつなくなったんだろう。
人によってニュースが違っていい
インターネット後のニュースは、今までと違うのは、新聞社のサイトでその特定の新聞社が配信した情報だけを読むのではなく、複数の新聞社が出しているニュースをまとめたニュース配信サイトで、まとめて読む、というスタイルへ変わりました。
これはネット以前ではありえないことです。
このニュース配信のメリットとして、特定の報道機関の色を直接的に受けることがなくなるということなどもあります。個人的にいいなと思うのはそれもありつつも、やはりニュース配信サイト側が、ユーザーに適したニュースを表示させることが可能であるということです。
もともとニュースというのは多種多様で、政治経済からスポーツ、芸能と幅広くあります。人間は勝手に大量のニュースの中から自分に興味があるものを自然とピックアップしていくものです。それをもっと自然にやっているような形です。さらにその記事に対しての関連ニュースも自然にリンクがでるので、一つのニュースに対してさらに深掘りすることもできます。
これはニュースにとっては革命的なことだと思うんですよね。あんまり話題になってないですけど、すさまじい変化だと思います。
Googleが作るニュースサイト
先日、Googleがニュース配信社との提携に1000億円を投資するという報道がありました。
これはなかなか興味深いですね。
近年の流れだと、APPLEやGoogleが自ら車を作ったりなんてのも話題になっていますが、この流れだとGoogleが自ら報道機関になるような選択肢もあるのかな、なんて思っていました。しかし現在のネット業界にはそういった動きはなく、あくまで報道は報道機関が、という流れに変化はありません。
Googleが将来的にどういった形でニュースサイトを作るのか、とても興味がありますね。