小学校の時、皆勤賞ってのがありました。
休みなく学校に通学した生徒を称えるものです。
コロナが変えた価値観
多少具合が悪くても、ミッションを成し遂げる美学というのはありましたよね。具合悪くてもステージに立つとか、ケガをしても試合をするとか、それは称えられる対象でありました。
しかしコロナはその考え方を180度変えます。具合が悪くてもニュース番組に出演してしまったアナウンサーも、昔だったらさすがと称えられるものだったでしょうが、今は違います。
この急激な価値観の変化をうまく人々は受け入れられるだろうか、という興味を春ごろに持っていました。
しかし、想像以上に柔軟に社会はこの変化を取り入れているように思えます。
皆勤賞、はなくすべき
芸能人もコロナにかかることは珍しくありません。東京は人口が多い分、感染者も多いです。毎日200人とか感染するのであれば、それは芸能人がたまにでてきてもおかしくありません。また、仕事柄PCR検査を頻繁にしないといけないケースも多く、一般人より芸能人の方がコロナを発見しやすいということもあると思います。
春頃だったらどうせ遊んでたんだろとか、そういうことを言われがちではありました。しかし現在、コロナになったことをバッシングする声は極端に減りました。これもいい傾向で、社会が柔軟に変化を取り入れているということの一つです。
そうなってくると皆勤賞の社会的意義について疑問もでてきます。
実は、コロナ以前より皆勤賞をなくすべき、という声がありました。すでに実施している学校もあるようですね。
“元気の証”の皆勤賞は今の時代には不要? やめる学校がじわじわ目立ってきた理由
コロナ直前の記事ですが、皆勤賞というのはやはり時代遅れ感が否めません。コロナは良くも悪くも社会をあぶりだす側面があり…という話は春からさんざんしていますが、こういったところにも表れてくるなと。もともとあった問題のスピード感をあげる、というものでしょうね。
小学校の皆勤賞、向こう数年でなくなりそうな予感がします。