ちょうど20年前の今日、ジャパンネット銀行が設立されました。
それを記念して、今日10月12日をネット銀行の日として記念日登録されています。
インターネットが花開く2000年
日本でインターネットが花開くタイミングは何度かありましたが、この2000年近辺は盛り上がりを見せていたころです。商用ブロードバンドが登場し、翌年にはWindows XPが登場、携帯電話の3G回線が始まるのもこのころです。
こういったパソコンやネットはマニア向けの様子もあった90年代と、一般化される2000年代のちょうど端境期のころ。大事な時期です。
このころに、ネット銀行を開設するのだから、なかなか先見の明がありますよね。
ネット銀行がスタンダードになるか
ネットショッピング、ネットオークションなど、インターネット上でのお金のやり取りが徐々に始まります。そうなってくると、お金のやり取りにスピード感が求められ、これまでのように現金書留で送ったり、銀行にいって手続きをするなどしていると、間に合いません。
大手銀行もインターネットバンキングに着手する中、ネット銀行は店舗を持たない、文字通りインターネット上に存在する銀行となっています。ネット上での個人間送金が、大手銀行よりお得だったというのがポイントです。
当時は店舗がないということで、そういった銀行に抵抗感のある人も少なからずいました。なによりも、どこでお金をおろせばいいのか、という不安もつきまといます。
その後、コンビニATMが普及し、こういった店舗を持たないネット銀行が徐々に増え始めてきました。また、現在ではキャッシュレスサービスも浸透する中、預けた銀行のお金を必ずしも頻繁におろす必要のない生活になりつつあるのも事実ですね。
この20年間は、ネット銀行についてはやはりサブとしての側面が強いと思います。しかしこれからはどうでしょう。
仮想通貨、CBDCなど、お金のあり方、お金の流れが変わりつつある2020年代、今後のネット銀行はどうなっていくのでしょうか。