この忘年会シーズン、居酒屋はいつもたくさんの人で溢れます。おや、あちらの席は大学生のサークルでしょうか、賑やかですね。向こうには仕事帰りのサラリーマンの姿も。あっちはバンドマンの忘年会でしょうか、なんか雰囲気でわかりますね。そしてこちらにはマダムたちが、お酒が進んでいますね。そして向こうの席には制服姿のJKも。あらあら、最近の子はなんでも早いですねーって、おいおい。居酒屋の女子高生!そんなのあり?
制服姿のJKで賑わう渋谷の居酒屋、動き出しが早い高校生はお店のメリットにも(AbemaTIMES) – Yahoo!ニュース
変わる居酒屋の姿
いつの頃からか、居酒屋も年齢確認が厳しくなりましたね。永遠の10代彩雨さんは世を忍ぶ仮の身分証明書を見せて酒を飲んでますが、ここ10年か15年くらいですかね、居酒屋やコンビニの年齢確認が厳しくなってきているように感じていました。
その一方で、若者のビール離れ、総じて酒離れも進んでいると言われています。20代の約3割は普段はお酒を飲まず、週三日以上お酒を飲む人は男性で2割弱、女性で1割弱なんてデータもあります。これにはびっくりですね。今はお酒は酔うために飲むのではなく楽しむために飲むもの。カシス男子、なんて言葉もあるようです。一杯目はビールなんて時代はもう終わったのかもしれません。
昔は居酒屋に未成年なんてとんでもない、居酒屋に家族連れなんてとんでもない、という風潮もありました。今は大型チェーンであれば、高校生同士で居酒屋に行くし、ファミリーの姿も時間帯によっては見られます。
アミューズメントとしての飲食
ときに時代は昭和中期、土日になるとデパートはたくさんの人で溢れました。最上階にはちょっとした遊園地があり、和洋中全ての食事を注文することができる大きなレストランがあったものです。子供たちはお子様ランチなるものを食べ、当時としてはハイカラなコーラフロート、メロンソーダに胸を高鳴らせました。時代は進み昭和後期、街にはファミリーレストランなるものが登場し、もっと気軽にあらゆる食事を楽しめるレストランが身近な存在になりました。そこにはアミューズメントとしての飲食がありました。飲食店に入ること自体がアミューズメントであり、エンターテインメントなのです。
そして時代は平成へ。多様化する社会。一箇所で全てが揃うはずのファミリーレストランも営業スタイルを転換し、中華専門、和食専門と細分化するようになります。ステーキガスト、バーミヤン、サイゼリアといった感じですね。
飲食店も多様化する時代、現代へ。居酒屋はかつてのアミューズメントとしての飲食を体現する場になってきているのかもしれません。たしかに大手の居酒屋チェーンは、食べ物の種類も飲み物の種類もたくさんあります。大勢で、あらゆる飲み食いができ、そこで食事も場も楽しむ空間を作り上げていますね。記事にもありますが、大きな声で会話をしてもOKというのも他のレストランにはない楽しい空間の一因なのでしょうね。
忘年会シーズンとはいえ、くれぐれも10代の方はお酒を飲まれないように気をつけてくださいね。昔はたくさん事件がありました。成人の方もお酒は楽しく飲める範囲にしておきましょうね!
※もちろん未成年禁止の居酒屋もたくさんあるので、そこには注意!また、この記事は未成年が居酒屋に行くのを推奨するものでもないです。忘年会シーズンの居酒屋はめっちゃ酔っ払ってるめんどくさい輩もたまにいるので子供は気をつけましょう!