車そのものだけではなく、ビジネスモデルも含めて改革を行っているトヨタ。
トヨタも電気自動車に力をいれるようになるわけですが、なんとサブスクのみでやっていくそうです。
トヨタのEVはサブスクのみ
今回の新しいEVは、なんと購入することができません。
テスラや日産のリーフなどEVはいくつかありますが、サブスクのみというのも新しいですね。
トヨタ初の量産BEV「bZ4X」、サブスク限定で5月12日発売 600万円から
こちらにあるトヨタ側の説明としては
販売方法は、全数リース販売に限定。電池性能、メンテナンス、残価に関するユーザーの不安解消と、電池を全数管理し、リサイクルを含めカーボンニュートラルを目指すためとしている。
とあります。まぁわかる気もします。
電気自動車って、電池が古くなると一気に価値が下がります。資産価値の維持と考えると、最初から月額で使い続ける方がいいかも。
とはいえ、ここまで振り切る販売方法もなかなか思い切っていますね。
トヨタはサブスクに注力
車と人々とのライフスタイルもこれからは変化しそうです。
車は買うものではなく、借りるものになるのでしょうか。
自分自身も車は手放し、完全にカーシェアに一本化しています。
ただ住む場所が違ったら、生活が違ったら毎日のように車に乗ることになるわけで、これは人それぞれです。
トヨタはKINTOというサブスクのサービスにかなり力を入れていくつもりのようですね。
3年前にこのサービスが発表されたタイミングでブログでも紹介したことがあります。
リースのような感覚にも近いのですが、通常のリースと違うところは、最後まで車を所有することができないという仕組みです。
プランによっては同じ車に長く乗り続けることはできるようですが、最後まで所有には至りません。
これについてはいろいろな考え方もあると思います。
これはスマホやパソコンでも同じような話をしたことがありますが、これから先は同じものを長く使い続けることが必要になっていきます。
環境問題への配慮、半導体不足などもその理由です。
同じ車を長く維持していくためには、メンテナンスを正しく行うことが必要です。
ただ人間はどうしても飽きっぽいわけで、次々と消費をしたくもなります。
そういったところ、このサブスクという発想がうまくフィットしています。
ユーザーは1年ごとに違う車に乗れるわけですし、きちんと整備されたものが届きます。
車も長持ち、人の気持ちもリフレッシュ、一石二鳥です。
スマホやパソコンなんかも、同じようにサブスク化の流れがきそうな気もするんですよね。
人によって用途は違うし、型落ちのパソコンでもまだまだ動くし、プロが整備して中も外もきれいになったスマホやパソコンでいいじゃん、って話です。
このトヨタのサブスクサービス、どう社会に受け入れられていくのでしょうか。