統一教会の問題などで、昨年から日本でもいろいろな論争が巻き起こっている宗教論。
日本人にとっては宗教の重要さを感覚的に理解するのは難しいことで、仕方ないところもあるかなと思います。
しかしこういった宗教離れはアメリカでも起きているとか。
アメリカのキリスト教離れ
どうやら、アメリカでキリスト教離れが起きているそうです。
米国でキリスト教離れが止まらない、教会の閉鎖も急増中 宗教に対する若者の信頼が崩壊、コロナ禍がダメ押し | JBpress (ジェイビープレス)
これはちょっと意外でした。
記事によれば若者層でキリスト教離れが起きているそうです。
コロナの影響もあり、記事によれば「コロナ発生前、1年に最低1回は教会に行って礼拝をする人は米国人の75%だったが、いまは67%まで下がっている」とあります。
何十年かしたら、本当に一部の人しか礼拝にいかないということだってあり得るかもしれません。
無宗教勢の台頭
よく世界三大宗教と言われますが、実際のところ、キリスト教、イスラム教の次に多いのは無宗教と言われています。
世界的大国の中国はほぼ無宗教です。
中国というと日本人のイメージだと仏教の国と思っている人もいるかもしれませんが、マルクスは「宗教は民衆のアヘン」とも考えており、国として無宗教になるように政策を進めていた過去があります。
これでいてアメリカで無宗教と考える人が増えてくると、今度は宗教の役割とは、という話にもなっていきそうです。
これは自分の仮説なんですけど、世の中が安定し、満足した生活を送ることができるようになると、宗教が減っていくのではないかなと思っています。
どの宗教も、辛い世の中をどうにか乗り越える心の拠り所としての役割があったようにも思えます。
死後の世界も怖いですしね。
毎日満足の行く生活を送り、安心、安全の社会が実現したとき、宗教とはいったいどういう位置づけになっていくのでしょうか。