菅総理になり、どうなるかなとは思いましたが、やはり携帯各社へのプレッシャーをかけ続けています。
ここまでやるかというところももちろんあれど、日本の携帯電話業界が作り出した寡占状態や囲い込みが日本の発展を妨げている要素もないとはいいきれないかなとも感じており、概ねいい傾向と思います。
ドコモに二つほど動きがありましたので、紹介したいと思います。
ドコモもサブブランド参入へ
auはUQモバイル、ソフトバンクはYモバイルと、それぞれサブブランドを作り、展開しています。
こういったサブブランドというビジネスモデルはアパレル業界から楽器メーカーまで、多くの業種で採用されています。
通信業界も価格帯が安いサブブランドをつくることで、そのほかの格安SIMとも戦うこともできますし、メインブランドからそちらに客を移すことで囲い込みの延長も可能です。
ドコモは大手三社の中でサブブランドがない会社でした。
NTTにドコモ自体が子会社化されることで、なにかこのあたりに動きがあるのでは、とも思いました。個人的には同じNTTの中にあるOCNをサブブランド化するのかなと予想をしていたんですが、どうやらゼロから立ち上げるようですね。
日経がドコモのサブブランドについての記事を出していました。ドコモは決定していないとは言っていますが、近いうちになにか出てくるかもしれません。
メインブランドも値下げへ
携帯電話の金額を下げろと総務省は言い続けています。
わかりました、ということで、ソフトバンクとauはメインブランドではなく、サブブランドでそれに相当するプランを打ち出しています。
個人的には携帯電話の会社なんてどこでもいいじゃんと思っている派ですので、値下げを要求する顧客は格安SIMなりサブブランドなりに移ればいいのになと思うんですけど、そう簡単な話でもないようです。
ドコモは大手で最初にメインブランドの抜本的な値下げに挑むという報道がありました。
どこまで下げるかは調整中ということですが、メインも下げてサブブランドも作るというのはバッティングしそうですけど、大丈夫なのかな。
年末にかけて、少しあわただしい動きを見せています。来年こそ格安SIMやサブブランドといった安価な携帯電話プランがもう少し話題になるといいのになぁと思います。