緊急事態宣言が出るということもあり、再びテレワークを導入する会社もでてくることでしょう。
もちろん仕事によってはテレワークができない~という話はありますが、それは当然の話で、要するにできるところからやっていく、ということが大事なのかなと思います。
2030年の世界
周りの友人の話を聞くと、やはり昨年春の緊急事態宣言以降、そのままずっとテレワーク中心となっている企業が多いという印象でした。
その一方でネットなどを見回してみると、「緊急事態宣言が明けたら出社義務に戻った」という声もあり、このあたりそれぞれなんだなあと。
2020年に経験したIT周りの変化は、2030年の世界を先取りしたようなもの、というとあるインタビューを読みましたが、たしかにそうかもしれません。
コロナだろうとコロナじゃなかろうと、多くのものはインターネットにつながり、ネット上のやり取りで完結していくようになっていきます。
今のようなテレワークなんかも最たるところで、いずれこうなるということなのかなと思いました。
急激な変化で戸惑いも多いでしょうが、いずれこうなる運命ということで、コロナが収まろうとも、テレワークなどIT周りの強化と理解をそれぞれが進めていく必要があります。
河野行革担当大臣が、家でテレワークを開始するという発表がありました。閣議をオンラインでやったことは以前もありましたが、大臣が家から出ないで仕事するというのは、史上初かもしれませんね。
政治家はこういうのをパフォーマンスと揶揄する人もいますが、やはりこういうのは大事な取り組みだと思います。
テレワークの恐ろしさ
慣れないテレワークにうんざりする人もいれば、またあの頃の生活に戻れると歓迎する声もあります。
テレワークというのはなかなか恐ろしいシステムです。
なまけようと思えば、会社によってはいくらでもなまけられます。
会社側もどうやってテレワークを導入したらいいのかわからず、会社側にとっても社員側にとっても、なんか形だけやってるだけ、となってしまうところもでてくるでしょう。
その一方で、優秀な人はテレワークによって何人分の仕事ができてしまいます。仕事も優秀な人に集まりやすくなります。もちろんテレワークじゃなかろうとそうなんですが、テレワークによってそれが顕著になります。
本来であればこの構造変化を長い時間かけて行います。しかし時間の針が急速に進められる中、こういった変化による歪みが今年あたりもう少し見えてきそうです。