何の聖書を使った?今後の方針は?バイデン大統領の就任式が無事終了


昨日、バイデン大統領の就任式が行われました。日本時間だと21日に日付けが変わった真夜中に行われました。

第46代大統領、そしてアメリカの歴史で就任時最高年齢の大統領となりました。

大きなトラブルはない就任式

就任式は大きなトラブルはなく終了しました。

本来であれば前職のトランプ前大統領の引継ぎなどもあるのですが、就任式にも参加せず、対面での引継ぎは行われませんでした。ちなみに生きているけど就任式を欠席したケースは152年ぶりだそうです。

ちなみに、核兵器を発射できるボタンが入っているカバンも無事引継ぎを行ったようです。

対面での引継ぎはなかったようですが、手紙は置いていったようです。この手紙を置くというのも、アメリカの伝統のようですね。報道では非常に寛大な手紙とありましたが、どのような内容だったんでしょうね。

コロナのこともありますが、先日の議会襲撃のこともあり、就任式やパレード、その他行事などはかなり縮小して行われたようです。

バイデン大統領の聖書

大統領就任式は、大統領が聖書に手を当てて宣誓するというシーンがあります。聖書に誓う、という意味合いです。これってクリスチャン以外が大統領になったときはどうするんだろうなぁ、とかちょっと思いましたが、どうなんだろうなぁ。

その聖書ですが、決められた一冊があるわけじゃなく、大統領がそれを選べる仕組みになっています。トランプ大統領は自分が子供の頃に使っていた聖書と、リンカーンが大統領になるときに使った聖書を使いました。リンカーンやレーガンといった人気の大統領が使用した聖書は、けっこう今でも宣誓に使われるとのこと。

バイデン大統領は、バイデン家に代々伝わる聖書を使って宣誓を行いました。こういうところにも人柄を感じることができますね。

バイデン大統領の方針

就任式での演説では、「ワンネイション」という言葉が印象的でした。この数年間、アメリカの分断が大きな社会問題になっている中、アメリカの一致団結、そして協調路線を強く打ち出したものです。

また、トランプ大統領が進めていたパリ協定の離脱、WHOからの離脱も、事前に言っていたように即日で進められました。

アメリカ国内だけではなく、世界との協調路線も合わせてアピールした形になっています。

コロナのことも含め、世界中の山積みの課題をバイデン大統領がどのように取り組むのか、期待したいものです。