今年は地上波のネット放送が本格的にスタートする中、並行してTVerにも少しずつ注目が集まるようになっています。
見逃し配信は標準へ
以前は、見たい番組は録画してみることが当たり前でした。
ビデオテープも保存用と毎回録画用の2種類持っていた人とか多いんじゃないですかね。何度も保存するとデジタルデータではないので劣化するので、今後もアーカイブしたい番組は新しいビデオに録画し、どうでもいいものは何回も録画するようのビデオに上からどんどん重ねて録画していました。
いや、これはうちだけなのかな。
その後、デジタルデータでHDDなどに録画できるようになり、大量のデータをHDDプレイヤー内に残すことができるようになりました。
これはこれで便利ではあります。
しかし近年はYouTubeやNetflixが台頭する中、スマホなどで動画を見ることは珍しいことではなくなりました。そしてそれらには、基本的に録画という概念がありません。
見たい番組はすべてアーカイブされ、好きな時に見ることができます。
そういった行動に慣れた人は、もはやテレビ番組を録画するという概念は不必要なものです。TVerの見逃し配信は、今後のテレビの世界では絶対に必要なものだと考えています。
見逃し配信で新たなビジネスモデルを
少し前の記事ですが、TVerで見てくれ、というテレビ内のコメントが話題になりました。
テレビ見逃し「TVerで見て」番組が訴え 再生数で出演者に還元 「違法動画、何も良いことない」
こちらによると、どうやらTVerで見逃し視聴をすると、出演者に還元される仕組みがあるようです。
違法動画も利益を生みませんが、変な話ですが録画も利益を生みませんよね。
でもこういったTVerのような配信ですと、広告収入、もしくは月額利用料を徴収する形で、利益を生むことができます。
こういった配信の価値に多くのコンテンツが気付いてくれるといいんですけどね。極端な話をすれば、世の中のすべてのコンテンツが配信をすれば、違法コンテンツはゼロになります。ちょっと広告を見るくらいなら、公式のものを普通の感覚なら見ます。月額利用料も、あまり個別すぎると払うのは嫌ですが、多くのコンテンツを網羅しているサブスクなら、これから先はなにか一つに入るのは当たり前の世の中になります。そういったところで、新たなビジネスモデルを構築していく心づもりが大事です。
テレビは優れたコンテンツが多いので、テレビのネット進出は個人的に歓迎したいなと思っています。今年はこういうところ、もっと動く予感がしますね。