タバコはすでにマイノリティ!出勤45分前を考える


実はコロナになってから変わった変化の一つに、タバコを吸わなくなったということがあります。

電子タバコにゆるやかにシフトするかと思いきや、結局は吸わなくなりました。

たぶんその理由の一つは居酒屋に行く機会が減ったこと、外出の機会が減り、喫茶店などで仕事をする機会が減ったことが挙げられます。また、行ったとしてもわざわざ喫煙所にいかなければなりません。タバコを吸いながらなにかをする、ということがやりにくくなったというのも大きな理由です。

そんな自分ですが、ついこの前、久しぶりに煙の出るタバコを吸いました。たまにはタバコもいいもんだと思いました(笑)

ちょっと電子タバコ充電してきます。

出勤45分前のタバコ禁止

イオンが全社員を対象に出勤45分前のタバコを禁止すると発表しました。

イオン従業員 出勤45分前から喫煙禁止に|日テレNEWS24

髪の毛や衣類にタバコのにおいがつくということで、45分としているようですね。

まぁ客商売ですから、こういうのもわからないでもありません。匂い、確かに残りますからね。

時代の流れも含めてですが、こういった方針をとる企業は増えるのではないかなと思います。

社員の行動を制限できるのか

ここでたびたび話題になるのは、業務時間以外の社員の行動を制限できることはできるのか、ということです。

45分前にタバコ禁止にするなら、45分の時給を払え!なんて意見もありました。

まぁどうなんでしょうねこれ。45分前に出社して掃除をしろ!みたいなものだったらまぁそれもわかると思いますが、タバコ禁止なだけで給料をもらえるとは思えません。法的にはどうなんでしょうか。

例えばドライバーやパイロットは、その直前に飲酒をするわけにはいきません。45分どころじゃない日常生活の制限があります。とはいえ、飲酒とタバコをごっちゃに考えるのも難しそうです。

原因の切り分け

もし匂いを原因とするのであれば、じゃあもし今後完全な無臭のタバコが開発された場合、それは問題ないのかどうか。それでもダメなのか。

逆に匂いを原因とするのであれば、特定の香水や体臭はどうなのか。ニンニクを前日に食べることはどうなのか。

特に匂いは主観が入りますからね。この匂いはOKで、この匂いがNGな理由をどう線引きするのか。大勢の人が嫌いだからといって、それを排除することはOKという社会性に問題はないのか。

こういうの難しいですよね。例えば体臭を原因に社員をクビにした場合、法的にはどうなんだろうなぁ。大勢の人がこの人の体臭は嫌い!と言えば合法!みたいなことにはなりませんからね。

喫煙はマイノリティ

この出勤45分前の話題は多くの議論が起きていますが、論点がいくつもありなかなか難しい問題ですね。しかし理屈どうこうは置いておいても、世の中の流れは日本でも世界でも、脱タバコ文化へ向かっていることに変わりありません。

愛煙家はもちろん言いたいことはたくさんあるでしょうが、ああだこうだ言ったところで、現在は喫煙はマイノリティ側に回ったことには違いありません。マイノリティにはマイノリティなりの生き方があります。

愛煙家は、もし今後もタバコを吸いたいのであれば、自分たちがマイノリティであることをまず自覚しましょう。自分たちの置かれた状況を再認識し、その中でタバコを楽しむためにはどうしたらいいか、という意識改革が必要です。大きな声を出せば出すほど自分たちの立場が悪くなってしまいます。

とはいえ、すでに多くの愛煙家はこれに気付いています。今はもうすでに過渡期は越えたかなという印象もあり、多くの愛煙家は守りのポジションに回りました。

今後はゆるやかにタバコ文化は減少していくと思いますが、自分の予想ではゼロにはならないと思うんですよね。それでもコンビニ販売や自動販売機なんかはなくなりそうですけどね。表に見えないところでは残っていくのではないかな。