家政婦、なんて言い方ももう古いといいますか、男女差別のことも考えるとこういう言葉自体が時代遅れなのかもしれません。
ただちょっと今回のブログでは便宜上家政婦という言葉を使います。自分の感覚ですと家政婦を雇ってる人ってすごい豪邸に住んでいてお金持ちのイメージがあります。
ずいぶん前に「家政婦のミタ」ってドラマありましたよね。あれは別に超お金持ちってわけじゃなく、子供がたくさんいてお母さんが突然亡くなって…という状況で家政婦を雇う話でした。
あのときは、自分の持ってる家政婦のイメージってめっちゃステレオタイプなんだろうなぁと思いましたね。
今の時代だからこその家事代行
今は夫婦共働きも当たり前の時代です。子供は一人で帰宅し夕食を済ませるようなことをせざるを得なくなります。
もちろん働き方を夫婦で工夫し、時短などのシステムを使うこともできますが、どうにもならないこともあるでしょう。
こういった時代だからこそ、家政婦という仕事の需要は高いと言えるでしょう。
そこで、注目されてくるのが家事代行の仕事です。
サービス終了の家事代行「DMM Okan」 理由は「需要高すぎ」(ITmedia NEWS) – Yahoo!ニュース
家事代行のサービスが需要が高すぎてサービスが追い付かず終了するというニュースがありました。前にインターネットと出会いの話をしたときにも同じような話をしましたが、インターネットは家事をしてほしい人、家事が得意な人を結びつけるツールとしては最適です。
ですが、スタッフを派遣するわけですから、その品質維持は責任重大です。このDMMのサービスは終了してしまいますが、潜在的にこういったビジネスが盛んになる可能性は十分に考えられます。
もちろん、これを読んでる皆さんが利用するケースも、逆に登録して家事代行の仕事をする可能性もあるでしょう。今は副業の時代、もしなにか得意分野があるのでしたら、こういった家事代行をちょっと空いた時間にやってみよう、というのもアリかもしれないですね。
家事を他人に任せない日本
日本はアメリカに比べるとベビーシッター文化がありません。家庭のことは家庭で、という考えが一般的です。
男は働いて女は家を守るという考え方を日本の伝統と思っている人もいるかもしれませんが、これは明治維新後、さらに昭和になってから定着した新しい考え方です。その結果、家事を人に任せるという考え方が一般的ではありませんが、それであるがゆえに女性の社会進出や子育て環境にとってもマイナスに働いているようにも思えます。こういったインターネットを使った家事代行サービスが、なにかこの閉塞感あふれる日本社会を変えるターニングポイントにもなりえるのかな、なんて思っています。