日常生活だと、細かい小銭は極力減らしたいもの。
204円の買い物でお釣りが減るように、どうにかして4円をかき集めたくなります。
いや、これは性格にもよるのかな?自分はできるだけ小銭の枚数を減らすように工夫をしたいタイプなんですが、人によっては毎回1000円札を出して小銭をどっかにしまう人もいますね。
それはいいとして。
硬貨両替に手数料
個人単位では小銭は減らしたいですが、小売店を営む上では、細かいお金は非常に貴重なものです。なんせ、お客さんにお釣りを払えないのでは困ってしまいます。
消費税が10%になって小銭を使う機会は小売店も減ったところもあるでしょうが、それでも税込で498円といった具合に売り出している場合は、1円玉が必要になります。
先日、三井住友銀行がこの小銭両替の手数料を改定したとのことです。
「高すぎる」1円500枚両替に手数料400円 キャッシュレスの波乗れず…店主悲痛(神戸新聞NEXT) – Yahoo!ニュース
こちらによると、今月から500枚までで400円の手数料がかかることになるとあります。
つまり500円を両替して1円玉を500枚必要とするのであれば、400円の手数料がかかるということです。
これはおかしな話です。
記事にもあるように、現金メインの小売店にとっては、厳しい戦いを余儀なくされるわけです。
小売店は手数料地獄
キャッシュレス導入は手数料がかかります。これは仕方のないことです。
しかしお客さんの利便性、そしてお金の管理を安全に、かつシステマティックにすることを考えると、この手数料は必要経費と割り切るしかありません。
逆に手数料を嫌い現金にこだわる店もありますし、逆にお客さんがキャッシュレスを使わない客層であるならば、現金支払いをメインとせざるを得ません。現金だと手数料がかからないイメージもありましたが、両替にまで手数料がかかるのであれば、小売店は大変です。何をしても手数料を払わなければなりませんね。
国としてももし本当にキャッシュレスを普及させたいのであれば、ユーザーにポイントをつけるのはいいとは思うけど、こういった小売店の手数料にも少し補助を出してあげるといいのになぁとは思いますね。