QUESTIONより:CDは名刺代わり!バンドマンのビジネスマナー


QUESTIONより

こんばんは。 Newシングルの発売が近づいてきましたが、 今って友人知人や関係者の方々にCDを配ったりするんでしょうか、それともサブスクあるのでよろしくお願いしますという感じでしょうか? ビジネスマナー的にはどちらが印象が良いのかなどちょっと気になりました。よろしくお願いします。


バンドマンのビジネスマナー、面白い視点ですね。

CDは名刺

バンドマンにとっては、CDは名刺のようなものです。

はじめまして、の際に挨拶代わりにCDを渡すというケースは珍しくありません。

僕らももちろん、どこかにはじめましてで会う人や、対バンイベントなどがあると、CDを渡すケースもあります。

ケース、という曖昧な言い方をしていますが、渡さないケースもあります。旧譜を渡してもなんなので、リリースタイミングとかけ離れていなければ渡します。

製品版のCDを渡すケースもありますし、白盤というCD-Rで作成したものを渡すケースもあります。レコード会社によって、白盤への力の入れ方も違います。ジャケットはコピー用紙、CD-Rもプリンターで盤面印刷するところもあれば、フルカラーでしっかり作るところもあります。

製品版CDは当たり前ですが発売時期じゃないと仕上がりませんので、その前に会う関係者には白盤を渡します。白盤って、多分業界用語です。CD-Rが白いから白盤というのかどうか、どうなんだろうか。

ちなみになんですが、この白盤作成、法的、規約的にOKなものなのかどうか。今回の音源制作でいろいろなことを改めて勉強しましたが、なんか厳密に考えちゃったらグレーな気がします。まぁ業界慣習ということなんでしょうけども。

ちなみに、スペシャルサンクスなどに載るような、直近でお世話になった人たちには、CDはだいたい郵送で送ります。

データ受け渡しもある

とはいえ、もうCDの時代でもなくなりました。

さらに今はコロナということで、人に会う機会も減りました。

新譜出しました、の挨拶ということで、データでこういうのを作りましたので聴いて下さい、ということもあります。

ちなみにこちらも法的、規約的にOKなのかという話ですが、これもかなりグレーだと思います。公衆送信権って自分の著作物だった場合でもダメなのかという感じですが、たぶんプロとして活動しているバンドマンの楽曲って、自分の著作物のように見えて、多くの場合が権利的には自分だけの著作物ではないですからね。

うーん、とりあえず深く考えないようにしましょう!

サブスクで聴いて下さい

そこで質問でもいただいた「サブスクで聴いて下さい」ですが、これが一番いいですね。

法的にも問題もなく、さらにアーティストにもお金が入ります!

音楽関係者はなんらかのサブスクに加入しているでしょうしね。

たしかに、これからの時代は「サブスクで聴いて下さい」で挨拶するのもいいのかもしれませんね。

印象的には悪いかもしれないですが!

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