偽札事件は今後減る?意外と知らない偽札あれこれ


最近あまり耳にしなくなりましたが、偽札騒動があったようです。

「なんか違う・・」たこ焼き店で偽の1万円札見つかる【熊本】(TKUテレビ熊本) – Yahoo!ニュース

みなさんは違いがわかりますか?

たしかにこう比べてみると違いはわかりますが、普通に仕事していて大量に扱っていたら、気づかないこともあるかもしれません。

偽札事件は減ったかも

ちゃんとした統計がないので予想の話ですが、おそらく2020年は偽札事件は減ったと思われます。

その理由は言わずもがな、キャッシュレス…と言いたいところですが、そうではありません。

一番の理由は、人の動きが減ったからです。

人が動かないので屋台はありません。お祭りも中止になりましたしね。

偽札事件は、人が多いお祭り、現金を大量に扱う現場、夜など暗い時間帯、つまり夏祭りなどで多く出回ります。

しかし昨年はほとんどの夏祭りは中止だったでしょうから、偽札を使う場所も少なかったことが予想されます。

ちなみにキャッシュレスについては、偽札が多く出回る国ではキャッシュレスはかなり屋台などでも導入されています。しかし日本はもともと現金主義だったのに偽札が少ないという特殊な事情もあり、小さいお店ほどキャッシュレスを導入していない傾向があります。

逆にいえば、偽札詐欺は金になるチャンスがまだあるということです。

偽札あれこれ

偽札はもちろん所持や製造は禁止されています。カラーコピーもダメです。

しかしこれ、いろいろ細かいルールがありまして、行使を目的とする場合がダメと法律に書いてあります。

要するに、偽札をだまして使うために持つことがダメ、ということです。

また、何かの事情でお釣りなどでたまたま手にしたお札が偽札で、それをうっかり使ってしまった場合はどうなのか。

これは、気づかなかったらセーフ、気づいていたらアウトです。

しかしこれ、非常にあいまいですね、「えー知らなかった!気づかなかった!」でごまかせちゃいそうですね。

うっかり偽札が自分のところに回ってきたとき、それを正しいお札に変えることはできるのでしょうか。

これは、できません。まぁできたら偽札作って本物に変えてもらうことができちゃいますからね。

とはいえ、お店や個人が偽札を手にすることもあるでしょう。

冒頭のたこ焼き屋さんは警察に届けたわけですが、じゃあ偽札の1万円はどうなるのでしょうか?

そう、泣き寝入りです。これはもう不運としか言いようがありません。

ちなみに、泥棒対策で偽札をタンスなどに入れておく人もいるようです。

分かりやすいところに偽札を置いて、それをつかませ早く帰らせるということです。

泥棒も焦ってますし、意外と有効な手段です。

この場合は、行使が目的ではありませんので、偽札を持っていても罪にはなりません。

この偽札ですが、そっくりなものだけが偽札ではありません。似ているものを作っても偽札になります。

しかしこの程度の問題は、曖昧なんですよね。おもちゃの紙幣もリアルすぎたらたぶんアウトです。

偽札が増える可能性

2024年になれば、日本でお札のデザインが一新されます。

そうなると、新しいお札に見覚えのない人、慣れてない人もたくさんでてくるわけです。

これはもう、偽札づくりのチャンスです。

もしかしたらその時に、日本でも多くの偽札が出回るかもしれません。

機械で読み取るとかなら防げますが、そうならない店舗も多いです。

なにかこういうタイミングでキャッシュレスの普及がさらに進むようにも感じています。3年後とか、ちょうどよさそうなタイミングですね。