QUESTIONより
母親が何かを決める際に大安や仏滅といった六曜を気にするのですが、彩雨さんは気にされますか?
さすがに今日は大安だとか明日は仏滅だとか、そういうことを気にすることはありませんね。日にちに関してもそうです。例えばライブの日程を決めるときに、「この日は仏滅だからライブやめようぜ」とか、そんなことは一切ありません。ちなみに、夏に行われる「Invisible Chaos TOUR」のファイナルは8月4日マイナビBLITZ赤坂はしっかり仏滅です。でもみんな来てね。
しかし、こういった六曜を気にされる方も多いのも理解しています。縁起物ですからね。結婚に関しては、いまだに気にする方も多いのではないでしょうか。結婚式当日もさることながら、招待状の発送日だったり、婚姻届を出す日だったりと、大安を選ぶこともありますよね。
こういったものは、仏滅に結婚式やるなんてやばいからやめようぜ!というよりは、仏滅に結婚式やるなんてやばいやつだと思われるとやばいからやめようぜ!の考え方の方が先行しているような気もして、ちょっとなんだかなぁとは思いますけど。
そもそも六曜とは
中国で生まれた暦とされています。ろくよう、とも読みますが、りくよう、と読むこともあります。
先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口、を6日ごとに繰り返していきます。それぞれ意味があります。先負だったら午前中は縁起が悪いとか、友引は「凶事に友達を引き込む」と言われ葬式日に選ばれにくい性質があります。
しかし、現在日本である六曜は中国からダイレクトで入ったものとは異なるもので、江戸時代に独自に生まれた考え方ともいわれています。
六曜は差別につながる?
六曜は差別につながる、という考え方があります。この考え方により、実際に大分で行政が製作しているカレンダーで六曜が掲載されたものを配布中止にしたという事例があります。
これは一体どういうことなのでしょうか?
この六曜は差別につながる、という考え方の流れは
六曜が全く根拠のないものである→根拠がないけど当たり前のように信じる社会ってどうなの?→無意識で人を差別する考え方につながる
という感じのようで、六曜自体が差別を助長するという意味ではないようですね。
では、そもそも六曜とは全く根拠のないものなのでしょうか。仏滅、なんていうから仏教に関係してそうな感じもしますよね。そもそも中国から来てますし。それが、仏滅というのは昔は物滅ともいわれ、実際は仏は関係ないみたいなんです。
明治維新後、実はこういった毎日吉凶が変わるものは迷信だとして、一度は公式なものからなくなったと言われています。しかし生活の中ではしぶとく残り、戦後改めて六曜が記載されるようになったと言われています。
なので、これってちょっと難しいですよね。
迷信だしそんなの気にして日にち決めるのバカみたい!六曜なんて廃止しようぜ
の流れもわかりますし
日本人の生活に根付いた慣習であり、気にする人がいるのならそれに合わせるべき
というのもわかる気もします。日本人は占いとか好きだしなぁ。これってカレンダーに今日の占いが6日おきのループで書いてあるような感覚だとは思うんですけどね。それくらいの感じだし、迷信とか言い出したら占いやおみくじも全否定だし、どうなんだろ。