スシロー騒動に見る、台湾の改名事情


名前に○○がついている人は割引!というようなキャンペーンは日本でもたまに目にします。

台湾では今、スシローのキャンペーンが話題になっているようですね。

名前に鮭魚が入っているとタダ

台湾のスシローでは、3月17日、18日の二日間に、名前に鮭魚が含まれているとタダになるというキャンペーンを行いました。

サーモンフェアとのことで、鮭のようです。

けっこう珍しい名前ですよね。どうやら報道によると、名前に鮭魚が含まれている人は台湾に10人ほどいるとのことで、スシローとしてはこのキャンペーンを行っても、それほど無料でふるまわなければならないことはないと思っていたかもしれません。

そしたらなんと、このキャンペーン目当てに解明する人が続々と現れるという騒動へと発展しました。報道では100人以上とありますが、どうやら実際にはもっと多いようです。

これはなかなか興味深い事例ですが、台湾では改名に関する制度が日本とは少し違うようです。

台湾の改名事情

こういった出来事がなければ台湾の改名事情のことなど知る由もなかったわけで、なかなか面白いですね。

台湾では、3回までの改名ができるというルールがあります。その手続きも比較的簡単で、手数料も300円程度です。

つまり、今回のキャンペーンで名前を変えて、また名前を戻すということなんでしょう。

3回しかない改名の機会を、このスシローで2回も使ってしまうのもどうかとは思いますけども。

日本だと改名をするのは大変です。できないわけではないですが、認められないケースもあります。

台湾が3回までできることについて、その理由の一つに占いの影響があるといわれています。

風水など占いを重要視するため、運気アップのために名前を変えるということです。日本でも芸名を占いを理由に改名する人はいますよね。ですが占いを理由に本名を変えるというのは、おそらくできないと思います。

少し調べてみると、台湾も好きな名前になんでも改名できるわけではなく、特殊な事情がある場合認められると書いてあるんですが、今回のスシロー騒動を見るからに、そこまで厳重ではないのかもしれません。

スシローとしては思わぬタダ食い客が増えて出費も増えてしまったかもしれませんが、台湾だけではなく世界中のニュースになるような話題性だったということで、キャンペーンとしては大成功でしょうね。