エヴァ公開中に新たな死海文書が発見へ!ところで死海文書ってなんだかわかる?


先日、久しぶりに死海文書が見つかったという報道がありました。

なんと、新たな断面が見つかったのは60年ぶりだとか。

死海文書の新たな断片を発見、「恐怖の洞窟」で、6000年前のミイラも(ナショナル ジオグラフィック日本版) – Yahoo!ニュース

ちょうど奇しくもエヴァンゲリオンの劇場版が話題になっているタイミングでの発見ということですが、エヴァのこともあり死海文書という言葉は比較的有名かなと思います。

死海文書とはなにか

ところで、死海文書というのはいったいなんなのでしょうか。

名前からしてミステリアスですよね。

死海というのはイスラエルやヨルダンなどの国境にある湖です。

とても塩分濃度が高く、浮きやすいという不思議な湖です。

この死海の周りにある洞窟から発見された古文書ということで、死海文書という名前が付けられました。

発見されたのは20世紀半ばです。

内容がバラバラになっていること、そもそも古いことということもあり、その全容はまだ未解明です。

今回発見された部分は新しいところということで、なにか大きな発見につながることもあるのでしょうか。

死海文書の魅力

死海文書には、人類滅亡というような終末論が記されていることもあり、そういったことがまた都市伝説的な内容と結びつきます。

エヴァンゲリオンのような作品でも取り上げられがちなのも、こういった内容によるところもあるでしょう。

ただこういった内容は旧約聖書でもたびたび登場するもので、死海文書そのものになにか特殊な予言が記されているかどうかは別の話です。

中世の歴史は、世界的にはキリスト教が中心です。死海文書は失われたキリスト教以前のヨーロッパの宗教観も記されているといわれています。都市伝説的な話をするのであれば、キリスト教の支配下では都合の悪い情報が書かれており、そういった古文書は破棄されたものの、保存状態が良かった死海の洞窟では残っていた、という話もあります。

内容はまだ未解明な部分も多く、そういった未知の部分が都市伝説的な要素と結びついているのでしょう。

とはいえ、実際に死海文書はユダヤ教と、初期キリスト教の間にあるものであり、これらを結びつける重要な手掛かりが含まれている可能性はあります。いずれ、さらなる大発見に結びつくようなこともあるのでしょうか。そして、それは必ずしも現在語り継がれている歴史に沿ったものではないかもしれませんが。

まぁ、わからないことミステリアスで、それゆえに魅力なんでしょう。