ちょいと気になるニュースがあります。
若年層の聴力の話です。
若者の耳が悪くなっている
どうやら、昔に比べて若者の耳が悪くなっているようです。
若年層の聴力、最大20歳老化 過去20年、携帯プレーヤー影響 | 毎日新聞
記事にWHOの見解についてもありますが、「安全でない音楽鑑賞の習慣により、難聴のリスクにさらされている」とありますね。
安全ではない音楽鑑賞の習慣というのは、もう少し具体的にいえば、爆音で音楽を聴きすぎ、ということです。
また、記事によれば若い女性がより顕著で、この20年間で20歳分の耳の老化が進んでいるとあります。
そんな爆音でみなさん音楽を聴かれているのでしょうか。
爆音が合う曲が増えている
とはいえ、ここ20年という話になりますと、爆音の方が耳馴染みがいい曲が増えているんですよね。逆にいえば60年代の音楽を爆音で聞きますか、というと、聞かないですよね。イマドキの音楽の方が、爆音に向いているところもあります。
これ、音圧戦争とも関係していると思うんですよね。とくにここ20年は音圧が高い音楽をいいものとする傾向が強いですからね。
みんながイヤホンで音楽を聴くから音楽がこう変わってきた、というところも関係ありそうな気もします。90年代はテレビが音楽の中心でしたが、00年代から中心地がインターネットに変わりつつあります。そうなるとパソコンかスマホかという話で、イヤホンで聞く人も増えているのかもしれません。
まぁ90年代からMDなどもありましたけども。
老化傾向が加速する可能性も
記事には、こういった若者が歳を重ねていった際、耳の老化のスピードが加速する可能性についても指摘しています。
これは恐ろしい話です。
しかしイヤホンの音量を抑えるといっても、やはりある程度爆音で聴くことを前提に作られているわけで、満足度が下がってしまいますよね。
まぁ難しいところですけども、ちょっとこの辺りについての話は自分もいろいろ思案しているところもあり、また時が来たらお話したいなと思います。