以前、FAXはなぜまだ使われるのかという話をブログで取り上げたことがあります。
自分自身はもうすでにFAXを使うことはありませんが、まだ芸能界では慣習としてFAXを使う文化も残っているそうです。
霞が関のFAX慣習
同じようにFAXを使う慣習が残っているのが、霞が関です。
いまだに議員対応の8割がFAX。霞が関の働き方改革を求める署名活動、霞ヶ関深夜閉庁要求運動とは(白河桃子) – Yahoo!ニュース
こちらによると、まだまだ霞が関ではFAXを使うことが、こんなにもあるのかと驚かされます。
昨年もコロナのことでいまだにFAXを使わなければならず時間がかかるという問題点も指摘されていましたが、日本のデジタル化が遅いのも仕方ありません。
こんな状況も見かねてか、河野大臣もFAXについて先日言及していました。
河野氏、霞が関で「ファクス廃止」を目指す考え 時期は明かさず(毎日新聞) – Yahoo!ニュース
いずれは廃止を目指すということです。まぁそりゃそうですね。
FAXがなくならない理由
データとして紙に残すこと自体の利便性を否定するわけではありませんが、日常の仕事や生活レベルですと、すでに電子化は済んでいます。
うちはプリンターはありますが、プリンターを置かない家も増えているといいます。まぁ、うちもプリンターがない時期もけっこうありましたしね。
FAXに関しても、紙に書いた情報を直接相手に送ることができるのは便利ではありますが、それも昔の話です。
とはいいながらも、じゃあFAXがいきなりなくなるかというと、そうでもないでしょうね。
飲食店にネットで予約したとき、ポイント利用をサイト上で手続きしたことがあります。しかし前に、飲食店側がFAXがまだ届いていなくて把握できていない、といった出来事がありました。
予約自体は大手のシステムを使ったのですが、そこから飲食店はFAXでやり取りをしているのかと、少し驚いたことを覚えています。
おそらくネット経由でもできるのでしょうが、ネットに完全対応したお店ばかりじゃないということで、FAXも導入しているのではないかと思います。まさか全店FAX対応じゃないとは思いますけど。
ハンコやキャッシュレスもそうなんですが、対応していないところに合わせていく時点で、いつまでたってもなくならないですよね。でもこういうところが、良くも悪くも日本らしくて、嫌いじゃないんですけどね。
とはいえ、霞が関ではFAX廃止へ動き出すようです。民間ではどうなることでしょう。