ドコモ口座不正出金事件、想像以上に、いやある意味思った通りという見方もできますが、なかなか大変なことになっています。
被害の全容が明らかにならない
ドコモ口座事件という名前になりつつありますが、実はドコモ口座以外のサービスでも同じような不正出金がある可能性が、ということで問題になっています。
これは銀行口座とネット系金融サービスを便利につなげるために連結させる機能があるわけですが、その便利さを取るばかりに起きた問題ということで、サービスの根本にかかわる問題となっています。
現在は多くのサービスが銀行口座との連携を止めたりしているようですが、逆に言えば止められてしまうとクレジットカードを持ってない人が簡単にネットでお金を使う方法がひとつなくなってしまうということにもなります。
ドコモ口座についてはドコモ口座事件という名前がついてしまい悪いイメージがついてしまいましたが、すべてのサービス、そして銀行にとって歴史に残る大事件になる可能性もあります。
被害額ですが、結局どこまで膨れるかわかりません。必死に調べているところでしょうが、例えばドコモ口座から出金があったからといってそれが確実に不正なものかどうかは本人にしかわかりません。これがドコモ口座だけではなく他のサービスにまで及ぶと、ますますそうですよね。
自分もPayPayをゆうちょに結びつけてるんですが、自分のゆうちょを調べたらPayPayから数万抜かれていていて一瞬焦りましたが、自分でやったやつでした。
責任はだれがとるか
当初はドコモが責任をとるような報道がでていましたが、最終的にまだ落ち着いていないようです。
おそらくこのまま2000万、3000万くらいの範囲で済むのであればドコモが補償するでしょうが、万が一明らかになっていない被害が明るみに出た場合、状況が変わってくる可能性も？とはいえ、どういう状況に転んでも被害者にはきちんと補償はされると思いますが、最終的な責任を銀行、ドコモのどちらがどうとるのかは気になるところです。
犯人はだれなのか
そしてあまり話題になっていないですが、この一連の騒動、いったい犯人はだれなのか、複数犯なのか、そもそも捕まえることは可能なのか、このあたりも気になります。
また、犯人はドコモ口座のお金をどう現金化するのか。
おそらく商品を買ってそれを転売して現金化するのではと思いますが、その段階で足がつきそうな気もしますよね。とはいえ不正出金したとはいえドコモ口座内にお金をプールしておくままとは考えられませんし、すぐに現金化したいはずです。
不正出金されたあとのドコモ口座内のお金がどう動いているのかというのも、あまり話題になってないですね。
こういったIT関連のお金回りの事件は、意外にも犯人が捕まらないケースもあります。以前あった仮想通貨の事件も、犯人を捕まえることはできなかったといいます。今回の事件は犯人は捕まるのでしょうか、また全容が明らかになる日はくるのでしょうか。