悪く言えば言葉狩りですが、よく言えば差別問題解消ということで、名称問題はなかなか難しいです。国内外で大きな話題となっています。
日本でもこういったことはよく見られるようになり、自分もまたうっかりとミスをしないように気を付けている日々ですが、それでも将来これにひっかかり、大炎上するかもしれません。
なぜそれが、という言葉も、これに該当するようになります。
これは時代の流れです。今日はOKでも、明日はNGかもしれません。
そうならないように、アンテナを常に張る作業が必要です。
国内外でも定着してきた言葉たち
日本より海外の方がこういったことに敏感ですが、日本でも少しずつ定着してきた言葉があります。
その中でも看護婦とかスチュワーデスは、もはやそれぞれ看護師、キャビンアテンダントで完全に定着した感があります。
今後はこの幅がさらに広くなっていきます。
看護婦、という言い方は、婦人ということで女性だけの仕事ではない、ということで看護師に変わっています。
この逆パターンで、男だけの仕事ではないということで、呼び名が変わるものもあるでしょう。
その中の一つが〇〇マンです。
ビジネスマンはビジネスパーソン、ファイヤーマン(消防士)はファイヤーファイターと呼び方が変わるようになってきました。
とくに〇〇マンについては、日本でもよく使われる言葉です。
証券マン、銀行マンなど、仕事で使うことも多いです。
ウルトラマンのように、作品内で使われることもあります。
こういった呼び名にも、変化が訪れることはほぼ確実だと思われます。
バンドマンの次はなにか
自分が職業柄感じるのは、バンドマンはどうなるんだということです。
今は女性のバンドマンも非常に増えていますが、バンドウーマンとはあまり言いませんね。
バンドパーソンとかいう言葉も出てくるかもですが、どうなんでしょう。
ちなみにmanというのは英語では人間という意味なので、バンドマンを女性と含むことができますが、そもそもmanは人間でも男性でもあるという考え方自体が差別の対象となる可能性もあり得ます。
そのため、あまりイメージできませんが、やはり遠からず別の言い方になる可能性は捨てきれません。
たぶんこの記事を読んで、そんなのはどうでもいい、バンドマンでいいじゃん、と多くの人が思ったことでしょう。
そう、それが今の価値観です。それが明日の価値観で通じるかどうかは別問題なんです。ここが今の難しいところなんですよね。