メーデーとは何をする日?その由来と、遭難信号のメーデーとの違い


今日から5月1日です。

そして5月1日は、メーデーです。

しかしよくメーデーとはいうものの、いったい何の日なのかよくわかってない人も多いかもしれません。

メーデーとは何をする日か

メーデーはMay Dayということで、5月の日です。

労働者が自分たちの権利を主張する日でもあります。

世界各国では労働者の日とされ、祝日になるケースも多いようです。日本は祝日ではありませんが、GW中とあり、休みになる企業も多いですね。

日本では現在はそれほど過激なデモ活動などはありませんが、一部の海外では労働者が過激なデモ活動なども行っており、気を付けなければなりません。しかしまぁ、今はコロナですから、どうでしょうという感じもありますけども。

近年は日本でも規模を縮小気味ですが、昔は警官隊との大きな衝突などもありました。労働環境の改善もあり、今後も緩やかに参加者は減少するかもしれませんが、今でも労働組合によるイベントはこの日に多く行われます。

メーデーの起源

メーデーの始まりは、1800年代後半のアメリカです。

当時、労働者は12時間~14時間ほどを働くという、過酷な労働環境がありました。今でももちろんそれくらい働く人もいますけども、当時は経営者と労働者の意識的な差が大きかったようで、こういった状況に対して改善を求める声も上がるようになってきました。

そこで行ったのが、大規模なストライキです。これを行った日が5月1日なのです。

その要求は、8時間労働です。8時間は仕事をし、8時間は休み、8時間は好きなことをする、ということがスローガンでした。

この動きは世界中へ拡散され、欧米列強国に倣って日本もまたメーデーが行われるようになりました。

余談:メーデー!!メーデー!!との違い

ちなみにですが、メーデー!!っていうシーンというか、掛け声をイメージした方も多いと思います。

あれは遭難信号で、助けてくれ!という意味で使われます。

あれもスペル的にはMay Dayなんですが、由来はこの労働者の日とは別です。

関係あるのかなと思って調べてみましたが、違うようですね。

フランス語で「Venez m’aider」(ヴネ・メデ)、つまり助けてくれ、という意味だそうです。そこから派生して、メーデーになったとか。