SONYのブラビアシリーズがネットで話題になっています。
ブラビアというのはSONYが出しているテレビです。
今回話題になっているのは、NHKの受信料が不要になるというものです。
チューナーレスの需要
実はブラビアは以前にも同じようなものを出していて、この7月に後継機が発売されます。
なぜNHKの受信料を払う必要がないかというと、そもそもテレビのチューナーが付いていないからです。
つまりNHKをはじめ、民放が写りません。
テレビというか、要するに巨大なパソコン用のモニターのようなイメージですね。
前回に続き、今回も業務用ディスプレイとして売り出します。
しかしNHKの受信料を払わなくていいということで、テレビ離れが顕著な若者層を中心に、一定の需要もありそうです。
Android搭載ということで、YouTubeなどは見られるわけですからね。
その他にも、テレビの設置数に応じてお金を払わなければならないホテルなどでも、将来的には需要が見込めるかもしれません。
同じようなチューナーレスタイプはドン・キホーテでも販売されています。NHKの風当たりも強くなる中、こういったチューナーレスタイプのテレビを出すメーカーも増えるかもしれません。
NHKが映らないテレビは?
民放は映るけどNHKだけ映らないようにしてくれよ、という意見も根強くあります。
実はNHKが映らないテレビについては裁判になっています。
以前NHKが映らないテレビ、というよりNHKが映らないようにするフィルターを開発されたことがあります。
その名も「イラネッチケー」です。
ちなみに開発をしたのは筑波大学の研究室です。
このイラネッチケーに対して、これがあれば受信料を払わなくていい、と裁判を起こした人がいます。
あのNHKをぶっ壊すで有名な立花孝志氏です。
最新の判決では、機器を取り外せばNHK見られるよねってことで、結局払わないとダメってことになっています。
もし今後、NHKだけが映らないフィルターを内蔵したテレビが発売されたら、どういった判決になるのでしょうか。実は立花氏のあと、これを内蔵したテレビで裁判を起こした女性がいます。
一審は払わなくていいとでましたが、その後はやっぱりダメとなってしまいました。理由は同様に、外せば見られるじゃん、ってことです。
取り外しできないような形で、技術的にはそういったテレビも作ることは可能でしょう。
しかしなぜ各社それを出さないかというと、テレビはどこか特定の物が映らないようにしてはいけない決まりがあるそうです。
こちらの記事にそのあたりいろいろ説明がありました。
「NHKが映らないテレビ」は販売困難…「イラネッチケー」誕生の理由、製作者に聞く
うーむ、これを読むとNHKだけ映らないテレビはさすがに難しいでしょうね。
しかしYouTubeの台頭もあり、テレビのチューナーレスはもっと家庭用のものも増えてくるかもしれませんが。