感染者が増え、GoTo中止の話も出ている中、いつもと明らかに数字が異なる現象があります。
それがインフルエンザの患者数です。
インフルエンザは激減へ
こういった感染症の類は冬に広まるという定説があり、その予想通りコロナの患者数は爆発的に増えています。
この冬はコロナとインフルエンザのダブルパンチで大変なことに…なんて懸念もありましたが、その予想に反し、インフルエンザの患者数が激減しています。
インフル患者、昨年比0.2% コロナと同時流行、兆候なく―「ウイルス干渉」か?:時事ドットコム
多少は減るかなとは思っていましたが、まさかここまで減るとは思いませんでした。ゼロではもちろんありませんが、昨年比で考えると、ないといってもいいくらいの激減っぷりです。
インフルエンザは毎年多くの人が亡くなっていますが、衛生観念をきちんとすれば防ぐことができる可能性が高まっています。
ウイルス干渉の可能性も
しかし今回のインフルエンザ激減ですが、必ずしも衛生観念の高まりだけが理由というわけでもないかもしれません。
可能性として、ウイルス干渉が起きたという指摘もあります。
ウイルス干渉というのは、なにか別のウイルスが流行している間は、他のウイルスが邪魔されてしまい、流行することがないという現象です。そんなことあるんですね。
今年は夏に流行する手足口病やプール熱も減少し、これらの理由もウイルス干渉ではないかという話もあるそうです。
今年はコロナ後初の冬到来ということで特殊なインフルエンザ事情ですが、来年はいい感じになじんでしまい、ダブルで襲い掛かってくることもあるのでしょうか。
マスクが取れる日はいつか
この1年で、熱を出したら仕事どころか、飲食店にもスーパーにもいけない世の中になりました。
熱を出したらアウトという厳しいゲームをやらなくては生きていけない世の中で、コロナだろうとなんだろうと、とにかく風邪をひかないことを求めらられるわけです。
これはなかなか厳しい世の中です。人間、生きていれば熱が上がることもありますよね。
最終的にコロナもインフルエンザのような扱いになるのでは、という見方もありますが、それがすなわちマスクが取れるかというとそうでもないのかなとも。熱を出したらアウトのゲームはもうしばらくは続くのではないかなという懸念があります。これが続く限り、マスク文化は冬だろうと夏だろうと続くことになりそうです。
とはいえ、人というのは考え方がコロっと変わるところもあります。来年はいったいどんな1年になるのでしょうか。