日本でも日常生活の中で浸透している英語はいくつかありますが、その中の一つが「スーパー」です。
今回はちょっと気になったこの「スーパー」についてのお話です。
ドラゴンボールで知る英語
今思えば、ドラゴンボールで知る英語はいくつかあります。
ドラゴン、ボールも英語ではありますが。
例えばスーパーなんかもそれですよね。まぁ世代にもよりますけど、もしかしたら近年の子どもたちは、超サイヤ人でスーパーを超越した、という意味と感じるかもしれません。
記憶をたどれば超サイヤ人が登場する前からも「スーパー」が超越するという意味があることを感覚的にわかっていたと思うのですが、一番最初に知った瞬間はなんだったんだろうな。スーパーマンかな。
ちなみにドラゴンボールの新しい映画は「ドラゴンボールスーパースーパーヒーロー」というらしいです。
超えまくりですね。
スーパーのもう一つの意味
日本で「スーパー」というと、超サイヤ人の他にスーパーマーケットを意味します。
感覚的にはまったく別の意味に取れますが、元になっている言葉は同じです。
マーケットを超越したマーケット、ということです。
サイヤ人を超越したサイヤ人、と同じです。
もう少し具体的に言えば、いろいろなものが売っているお店、ということです。
ですが、さらにもう少し踏み込むと、売買の形態がセルフサービスという方式がそれにあたります。
カゴにお客さんが好きなものをいれて会計するということです。
今ではそれが当たり前ですが、昔は店舗ごとで会計していますので、カゴという概念がなかったということなのでしょう。
こういった販売形態が一般的に普及したのは1920年代ということで、ちょうど100年くらいになるんですね。
字幕スーパーは?
そこでもう一つ気になったのが、字幕スーパーです。
テロップともいいます。
この字幕スーパーですが、スーパーインポーズという映像用語から来ています。
imposeは乗せる、課すという意味があります。この場合スーパーも「さらに」というような形ですので、重ねて乗せる、というような意味合いです。そう考えると、スーパーサイヤ人、スーパーマーケット、字幕スーパーは、もとの意味としてはすべて同じと言えそうです。
字幕スーパーは字幕を重ねて映像に乗せる、ということなんでしょうね。スーパー自体には文字を重ねるというより、映像を重ねる意味合いの方が強そうです。
というわけで、今回はスーパーのお話でした。