キャッシュレス後払いサービスでの詐欺事件も、戦国時代はそろそろ終わる


ネット関係の決済も多様化してきており、手軽な後払いサービスも増えてきました。

しかしよくよく考えると、事業者としては後払いって結構怖いですよね。

クレジットカードの会社とか、よくやってますよね。

後払いを悪用するケースも

この後払いを悪用するケースもでてきました。

決済アプリ後払いサービス悪用か、現金詐取容疑で中国人ら4人逮捕(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース

こちらの報道によると、単純にあと払いで商品を持って逃げたとかそういうわけではないようですね。

お店自体もグルということで、商品を後払いで購入し、その購入代金を事業者から受け取るというもののようです。

今回はこうやって捕まっているわけですが、逃げ切る事例なんかもありそうですね。

クレジットカードを持てない人だけではなく、浪費癖がある人にも需要のある、後払いサービス。

誰でも利用できるというのはメリットですが、事業者にとってはそれがそのままデメリットに。

クレジットカードなしに利用できる便利さはありますが、こういう事例もでてくることも織り込み済みなのでしょう。

事業者としてはリスクを抱えながらやっていくしかないということなのでしょうか。

過度な競争と規制

もちろんザルシステムはいつまでも続くはずもなく、すでに対策はなされていることでしょう。

しかし規制をすればするほどシステムが厳しくなり、過度な競争に不利になっていきます。

緩くすれば犯罪に使われリスクを負い、厳しくすればユーザーが入ってこない。

こういうフェーズは、弱いところが淘汰され、強いところだけが残っていく段階です。

そういう意味でも、キャッシュレス乱立の戦国時代はそろそろ終わろうとしているのかもしれません。

まもなく迎える紙幣切り替えのタイミングで、どこが生き残るかはっきりと結果はでそうです。