宇宙葬に堆肥葬まで?最近話題の〇〇葬にブームの兆し!


死んだら焼いて墓の下に、というのが一般的な考え方です。

しかし最近は、死んだら墓に入るという当たり前の考え方にも、多様化が進んでいます。

今回は最近話題の〇〇葬について紹介していきたいと思います。

宇宙葬

宇宙葬というのは、その名の通り宇宙に灰をまくことです。

さすがに体を丸ごととはいかないので、遺骨や遺灰の一部をカプセルに入れて宇宙で放出するという形になります。

宇宙葬にもいくつか種類があります。

一般的な宇宙葬は宇宙にたどり着いたらカプセルを放出するもので、結果的には重力にひかれ、また地球に戻ってきます。

他には流れ星葬ということで、人工衛星に乗り、地球を何周も回ったのちに緩やかに地球の重力にひかれ流れ星となって落ちていくプランもあります。人工衛星の場所はアプリで確認できますから、日本の上空にあるタイミングも把握できます。

また、月面に行くものもあります。月を見上げればあそこにいて自分を見ていてくれる…ということになります。ある意味、墓に入れるより身近な墓かもしれません。月面葬ですね。

興味深いのは、宇宙の果てを目指しそのままはるか遠くまで飛んでいくものもあるそうです。いつか遠い未来、宇宙人が見つけてくれるかも?

安いプランだと、けっこう現実的な値段で利用可能です。生きている間より死んだ後のほうが宇宙に行くのは簡単そうです。

ダイヤモンド葬

遺灰はなにも墓に入れないといけないルールがあるわけではなく、手元に取っておくこともできます。

手元供養という言い方もします。

遺灰をそのままの状態で保管するのではなく、何かの形に変えるケースもあります。

そこでじわじわと話題になっているのが、ダイヤモンド葬です。

こちらは前にもブログで触れたことがあったかもしれません。

遺灰をダイヤモンドに加工するというものです。

まぁダイヤモンドって、要するに炭素の塊ですからね。

ダイヤモンドとなって永遠に輝き続ける人生もいいかも?

お値段はそこそこかかりますが、それでもまぁ現実的な値段です。

自然葬

死んだら土に還るのが世の中の常だろ!という考え方もあります。

まぁ自然とはそういうもので、それでぐるぐる回っているわけです。

ということで、自然葬にも昔から需要があります。

とはいえ、じゃあ死んだから川に流しますとか、公園に埋めますとか、そういうことをしてはいけません。

このあたり法律できちんと定められています。

じゃあどうするんだ、ということで、専門の業者も存在します。

自然葬の中で人気なのは、海洋散骨です。要するに海にまくというものです。海洋葬ともいいます。

他には樹木葬といって、特定の樹木のところに埋葬する形もあります。ただこれは法的には墓になりますので、その辺の樹の下がいいとか、そういうことを指定することはできません。

最近話題になっていたのが、堆肥葬というものです。

人間を土に還す。シアトルで始まる、世界初の「堆肥葬」 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD

これはなかなか興味深いですが、遺体を焼かずにそのまま肥料にするというものです。

まぁある意味、究極の自然葬ですね。

終活とも合わさり、〇〇葬にブームのきざし

今は自分の死後をどうするべきかを、生きている間に決めるという終活が人気です。

これに合わさり、自分が死後、どう埋葬してもらいたいかの意思表示をすることができるようになります。

そういった中、宇宙葬など少し変わった埋葬方法にも今後人気が高まるのではないかと思われます。

今回は三種類のものを紹介しましたが、他にも新しい形が生まれるかもしれませんね。