もう衰退気味か?2021年のエイプリルフール騒動


昨日はエイプリルフールでしたね。

近年ネットを中心に盛り上がっていたエイプリルフールですが、ここ数年は落ち着いてきた印象もありました。

2021年のエイプリルフール騒動

日本ではそこまで大きな騒動はなかったかなと思います。

各社、比較的慎重な対応を取っていました。

海外では自動車大手のフォルクスワーゲンが社名を変更するというネタでひと騒動ありました。

アメリカ法人名をフォルクスワーゲンからボルツワーゲンに変えるという情報が出回りました。

電気自動車にシフトするという姿勢で、実はこれにより株価が上がったそうです。

ただ、あとからこれがエイプリルフールネタだと発覚し、大きな騒動となりました。

フォルクスワーゲンが社名変更?エイプリルフールネタを誤って公開か – ライブドアニュース

実はこれ、情報が漏れたのが3月30日なんですよね。エイプリルフールの二日前です。

それともう一つ、実際に電気自動車にシフトしているのは事実であり、ちょっとリアリティもあるんですよね。

まぁこういったところもあり、批判も集まっているようです。エイプリルフールは扱いが難しく、ジョークの線引きは考え方次第です。

企業は脱エイプリルフールへ

各企業はここ10年ほど、ネットに力を注いでいます。

企業のアカウントも面白い書き込みをし、話題になることも多いですね。

そんな中、エイプリルフールは企業にとっては一大イベントです。各社趣向を凝らし、例年国内外の企業はかなり本気で取り組んでいました。

まぁ今年もちらほらありましたけども、コロナのこともあり大規模な仕込みもできず、比較的落ち着いてきたなという印象です。

実はこの流れはコロナ以前からありまして、海外の有名企業は数年前よりエイプリルフールはもうやらないと宣言する企業も出始めていました。

日本では2019年に新元号を発表したタイミングが、まさにこのエイプリルフールでした。2019年は新元号に、2020年はコロナが緊急事態宣言直前ということもあり、話題を持っていかれた感もありました。

今後は緩やかに減少していくのではないかなと思います。

個人レベルではもうすでに終了か

日本だと、4月1日は年度の切り替えタイミングということで、実際にいろいろと発表が多いタイミングです。

その中で、どれがジョークでどれが本当の発表か、よくわからないんですよね。

ネットがない時代ならまだしも、ネットでのジョークは一気に広がっていきますし、境目がますますわかりにくくなります。

そういった中、エイプリルフールは個人レベルではかなり衰退したような感もありました。

虚構新聞はさすがの記事

エイプリルフールでさすがの存在感を示すのが、虚構新聞です。虚構新聞はエイプリルフールはリアルな記事を毎年出すというネタがあるのです。

今年は偽薬についての話でした。

「人の為 ニセモノだから できること」 フェイクな薬が秘める可能性

フェイクの薬については非常に興味深いですね。今度、自分もちゃんと調べてみたいなと思います。

世の中のエイプリルフールも、もう少しユーモアセンスが高ければもっと盛り上がると思うんですよね。しかしユーモアってものすごく難しいです。虚構新聞はさすがですよ。