QUESTIONより:当たり前の事象に身を委ね、日々を過ごす当たり前の生活。失われた19万円に思うこと。


QUESTIONより

この間友人がコンビニのATMで50万円入金したところ31万円で入金処理されてしまいました。その場でアルソックを呼び防犯カメラには5束を解くところは映ってたのですが枚数までは分からず機械の処理データも31万円機械の中身も誤差なしで挙句の果てには「実は10万円束じゃなかったんじゃないか」とまで責められ消沈し泣き寝入りとなりました。 私達は普段当たり前の様にATMを使い機械の示す物が当然正しいという先入観で生活していますがこの様な例を聞いて彩雨さんはどう思われますか?


50万円の入金が31万で19万円も泣き寝入り、とはなかなかですね。

一応そうならないように、入金する前にその札束がいくら分なのかという了承ボタンがありますが、その段階でどうにかならなかったものかと思いますが、残念なことです。

防犯カメラで入金額を判断するのは難しいでしょうが、機械の中身まで誤差なしとなってしまうと、いったいどうしたらいいのでしょうかね。

機械は正しいという先入観

窓口での入金でしたらたしかに防げるトラブルでしょう。

そこに札束があるわけですから。機械ですと、札束をなにかに入れてしまう段階で手元を離れるので、感覚としてはたしかにちょっと違います。

とはいえ、札束も大量になると、というか大量じゃなくても、機械が数えるのが一般的です。銀行でもお金を機械に入れて金額確認しますし、スーパーなどのレジでも、店員さんが金を数えるのではなく、機械にそのまま入れて金額確認してるお店もあります。

人だからこそ確実なところもあれば、人だからこそ間違えることもある。これは機械でも同じことがいえ、どちらが確実なのか、という話になるとなんともいえない線引になります。

当たり前の事象を疑えるか

日常生活の周りには多くの機械があります。

しかし、そういった機械をどれだけ疑えるか、というのは難しいものです。

自動車だってアクセルを踏めば前に進むというのは信じて疑わないわけで、そういったものを疑い続けていたら生活はできません。

ATM、さらには電子決済など、機械によってお金のやり取りをするのも当たり前になった昨今、そこを疑ってしまうともうなにもできなくなってしまいます。

自分自身、なにからなにまで機械が正しいとは思っていませんが、それでも先入観としては機械は正しく動くという考えのもと生活しているかもしれません。質問者さんのQUESTIONがなければ、そんなことすら疑問に思うこともなかったでしょう。

当たり前というのは不思議なものです。世の中には多くの機械やら自然現象があり、当たり前のようにそれらが作用しているからこの世界が成り立っています。ですが、そういった機械や自然現象を完全に理解し生活している人はいません。

よく理解していない当たり前の事象に身を委ね、当たり前のように日々が過ぎていく。ですが、そんなときに当たり前じゃない事が起きたら…こんなにも恐ろしいことはありません。

それにしても、ご友人の19万は残念なことですね。どうにか方法があればいいのですが。