コロナウイルスの変異株にギリシャ文字を使うということで、デルタ株などニュースでもよく使われるようになっています。
最初はこれみんな使うようになるのかなぁと疑問もありましたが、なんだかんだで浸透しましたね。
最初にこちらの話がでてきたのが、6月上旬のことです。
ブログでも触れています。
しかしギリシャ文字には、当たり前ですが限りがあります。
ギリシャ文字の次は星座
もうすでにラムダまで使っています。
あっという間にギリシャ文字を半分ほど使ってしまいました。
ポケモンでもおなじみのミューはこの次、ネタにされそうなクサイもまもなく登場です。
最後はオメガ株。FF界隈では話題になるでしょう。
このペースで行くと来年にはなくなっちゃうよね、ってことで、次の名称についてもすでに検討されています。
現在、星座を使うことが候補としてあげられているそうです。
WHO コロナ変異株の異名めぐり「ギリシャ文字を使い果たした後は星座名を」 – ライブドアニュース
水瓶座株、おとめ座株とかですね。
いや、でも英語かな。
トーラス株とか、そんな感じですかね。聖闘士星矢みたいですね。
なぜウイルスは変異するのか
ウイルスは増殖するためにコピーします。
ウイルスは厳密にいうと生き物ではありません。なのでそれ自体が勝手に増殖することはできません。
ウイルスは誰かに宿ることによって、宿主の素材を使ってコピーすることになります。
しかしそのコピーは完璧ではない場合があります。たまにミスするのです。
コピーミスしたウイルスがたまたまいい感じだったとき、そのウイルスが生き残っていきます。
それが、いわゆる変異、ということです。
なぜコロナは次々と変異するのか、その理由は、それだけ多くの人がコロナに感染しているからと言えます。
逆説的に考えると、みんながコロナに感染しなければウイルスも変異しないということです。
ちなみに、人間もコピーミスをすることがあります。
そこから別の人間が生まれるわけで、ホモサピエンス以外の人間が将来的に登場する可能性もあります。
というか、なにかご先祖様でコピーミスがあったからホモサピエンスがいるわけですけどもね。
遺伝子情報はDNAとRNAがあります。人間はDNAですが、コロナウイルスはRNAです。
DNAよりRNAの方がコピーミスが多く、変異が生まれやすい性質があります。
また、人間は代替わりには20年~30年が必要ですが、コロナウイルスは頻繁に代替わりをします。
そのため、結果的に変異が頻繁に起きているということなんでしょう。
このコピーミス、興味深いですよね。完璧じゃないからこそ生き残ることができるって、なんか世の中の真理ですよね。もしコロナウイルスが完璧だったら、もうすでに昨年の段階で終了していたでしょうからね。