QUESTIONより:その報告、いる?「彩雨、ワクチンを打ちました」について


QUESTIONより

こんにちは。 コロナワクチンについてです。 接種範囲が広がり供給も安定してきたのか、Twitterや配信コメントなどで「私も打ちました」的な報告をよく見かけるようになりましたが、これって必要なのでしょうか? 私はまだですが、打ったとして同居家族と職場だけにしか報せるつもりはないのですが… (彩雨さんからのご報告は楽しみに?お待ちしてます!)


いいQUESTIONです。これはとても大事な視点だと思いますので、自分の考えを残しておこうと思います。

ワクチンは自由

これまで、ワクチンを打つ、打たないは自分で決めるべきであり、自分で考えることが大切だという話をずっとしていました。

そのため、打つ人は打つでよく、打たないなら打たないでいいのです。

打たない人にもいろいろいて、将来的には打つかもしれないけど今は見送りたいならそれでよく、なにがなんでも打ちたくないのであれば、それでいいと思います。

好きにすればいい、というところです。

ただそれはあくまで個人の信条としての話です。

社会全体になると少し違います。

ワクチンは多くの人が打つことで意味がある

ワクチン否定派の一部から、ワクチン肯定派の人はなぜ自分たちに強要するのか、といった類の声を聞くことがあります。

たしかに打つ、打たないの決断は各々ですべきで、個人の判断で構いません。

打て、打つな、そんなこと他人からとやかく言われる筋合いはありません。

しかし、ワクチンは多くの人が打つことで意味があります。

重症化を防げるとか、罹患を防げるという効果は、あくまで個人レベルのものです。

社会レベルになると、以前のように人が集まることが社会的に許可されるようになり、旅行もライブも居酒屋もOKになっていくことが期待できます。

いやいや、アメリカやヨーロッパはそれで失敗しているじゃないかという声も聞こえてきそうですけどね。たしかに2021年8月現在はうまくいってないかもしれません。

しかし試しながら、失敗しながらを繰り返すことで前に進めるのです。

そのためには、一人でも多くの人がワクチンを打つ必要があります。

集団免疫といって、多くの人が免疫を持つと、一気に沈静化が進む可能性もあります。

ワクチンと集団免疫については否定的な報道もでてきましたが、それもなにより打たなければ始まりません。

あれだけ猛威をふるったインドでは、現在コロナの状況が落ち着いてきています。その理由は集団免疫という話もありますからね。まぁインドの場合はワクチンではないですけども。

壮大な実験で構わない

実験にうちらをつき合わせるな!という声も聞こえてきそうですね。

少し乱暴な言い方をすれば、この人間社会なんて1万年間ずっと社会実験の積み重ねで成り立っていますよね。

そうじゃなかったら、今でも石器時代ですよ。

この2020年代全体のことを考えれば、今はまだコロナが始まったばかりの段階です。

どうなるかわからないんだから、試していくしかないですよね。そうやって乗り越えていくしかないですよね。

ワクチンを打ちました報告について

自分はワクチンを打つか打たないかの決断は最終的には個人レベルですべきだと思いますが、社会全体がワクチン接種を進めるべきと考えています。

なのでワクチンを打ちました、とこうしてネットでも言うし、たくさんの人が打ったことを表に出すことで、自分も打とうかなと考える人も増えるのではないかと思っています。

ワクチン、コロナ情報は多くの情報が錯綜しますので、整理しながらこれからもいろんなお話をしたいと思っています。