日本では人口が減っていますが、世界全体でいうと人口は増えています。
そんな中、それに伴う世界の課題の一つが、食糧問題です。
肉が足りない
日本にいると焼き肉食べ放題のお店もありますし、なんだか肉なんて無限にあるのではないかと勘違いしてしまいそうですが、そんなことはありません。
食糧問題もいろいろありますが、肉もやはり足りません。
選択肢としては3つです。
肉を作るか、違うものを肉とみなすか、そもそも肉を食べないか、です。
違うものを肉とみなす、というのは、それこそ現在研究開発が進んでいる大豆を利用した肉っぽい大豆の塊です。
人工肉とも言われていますが、これだと前者の肉を作るというのとごっちゃになります。
人工肉はどちらかというと大豆などを利用した代替肉で、それとは別に後述の培養肉があります。
そもそも肉を食べない、というのは、ベジタリアンやヴィーガンになるという意味ではありません。
肉ではなく昆虫を食べるなど、別のものをタンパク源にしようという考え方です。こちらも合わせて研究開発が進んでいる分野です。
イスラエルでは培養肉生産施設も
イスラエルで培養肉生産施設が登場したという記事がありました。
世界初の培養肉生産施設がイスラエルに誕生、1日500kgを生産可能
これは動物を工場のようなもので育てる、という意味ではありません。
なにもないところから動物の肉だけを作るという意味です。本物の動物の細胞から直接的に肉を培養していくというものです。
記事によれば鶏肉、豚肉、ラム肉は生産可能な状態で、牛肉もまもなく生産できるようになる、とあります。従来の畜産よりも20倍も生産スピードが早いとのこと。
そこから生産されるものがどういった味わいなのか興味あるところですが。
美味しいのかな、まずいのかな。
イメージ的にはあまりよくないので、敬遠する人も多そうですが、そのうちこれが当たり前になることもあるのでしょうか。
なにを持って命とするかは微妙なところですけど、培養肉なら動物を殺さなくてもお肉を食べることできるってのも、メリットの一つになるのかな。
ここのところ、どのように解釈するかは個人差もありそうですね。