今年から本格スタートした、スマホ格安プラン。
最初こそ三社とも同じようなプランで打ち出してきましたが、ここにきて変化がでています。
スマホ業界は大手三社がずっと同じようなことばかりやっていて競争していない感がありました。
今回の菅総理のテコ入れ、何が良かったって、価格が下がったのももちろんなんですけど、大手三社がちゃんと自分たちの頭でプランを考えないといけないなと思うようになったことでしょうね。
povoの新プランが興味深い
今回発表になったのは、povoの新プランです。
povoはトッピングという概念を打ち出し、ユーザーにあったプランを作ることができるという触れ込みでスタートしました。
しかしスタート直後はトッピングの選択肢も少なく、やはり大手と合わせたという印象しかありませんでした。
今回の新しいプランは、トッピング要素をより濃く反映させたものとなっています。
auの「povo」、9月下旬から基本料金0円に データ通信は1GBから選択
面白いのは、月額という概念自体を覆すものとなっていることです。
7日、180日など、期間と使える容量での料金設定となっています。
人によって使うタイミングは変わりますから、月額で料金を取られるよりも、たしかにその人の生活スタイルに合わせた料金設定にすることはできそうです。
とはいえ海外旅行ならともかく、日常的にこの30日だけたくさん使いたい、ってタイミングが人生にそうそうないとは思うんですけどね。
まぁ引っ越しとか、旅行先で仕事とか、そういうことを想定しているのでしょうか。
基本料金無料も、無料運用はできない
それともう一つ、基本料金0円を打ち出しています。
楽天モバイルを意識しましたかね。
インパクトはありますが、一定期間追加料金を支払わないと回線止めますよ的なことが注意書きにありましたので、0円運用はちょっと無理っぽいですかね。
とはいえ、最低料金だけ払い続けて激安運用って考え方も悪くはなさそう。0円状態でも128kbpsでの通信は可能で、メッセージ系ならいけますね。
donedoneの0円運用はめっちゃ遅いし、料金的にはロケットモバイルの神プランよりお得かもしれません。
最近こういう0円(もしくは激安)運用できるプランが増えてきたのも嬉しいですね。
auならではの発想がいい
お店で何かを買うとデータ容量がプレゼントされるとか、そんなサービスもはじめるようです。
au Payに力を入れている現れでしょうか。今は大手三社がそれぞれフィンテックにかなり力を入れていますが、こういうのも含めてauの独自性を出しています。
落ち着いたかに見えたスマホ業界ですが、ここで他社も動くでしょうか。