大忙しの1日、内閣総辞職から岸田総理誕生へ


菅内閣が総辞職となりました。

1年ちょいの期間ということで、短かったですね。

菅内閣の評価

コロナに揺れに揺れた菅総理時代でした。

難しい1年間だったでしょうね。

最後の最後までコロナに振り回された感もありましたが、結果的には感染も落ち着き、緊急事態宣言も明けたこのタイミングでの幕引きになりました。

ワクチンのごり押し、東京オリンピックの強硬開催、スマホ業界へのメス、デジタル化促進など、短い時間でしたがけっこういろいろやっていました。

その他にも不妊治療の保険であったり、なかなか進まなかった種苗法など、けっこうスピード感を持っていろいろなことをやっていた総理大臣だなという印象がありました。

そういったところは今後評価されていくポイントになるでしょう。

一方でよくいわれる発信力不足、説明不足というのは自分も感じているところでして、政治家はとにかく口達者な人がやるべきだなと思っていました。

ただこういった批判が多いのが、菅さんが官房長官時代にこういったところうまくこなしていたような印象があっただけに、そのギャップも感じてしまっているのかもしれません。

新総理誕生と忙しい1日

今日10月4日はこういった手続きをすべて行う日で、国会は大忙しです。

総理大臣が誰もいない状態ということにはなりませんので、総辞職した後に、新しい総理大臣が選出されます。

自動的に岸田さんになるわけじゃなく、国会議員での投票があります。

基本的には一番の与党である自民党の総裁が選ばれますが、自民党の国会議員が悪だくみをしたら違う人が選ばれるミラクルも、理論上はあるということです。

そして新しい総理大臣が選ばれたら、総理大臣は国務大臣を決めます。

国務大臣というのは、外務大臣など、いわゆる閣僚のメンバーです。

決めますというか、もう決まっているんですけど、あらためて大事にやってね、って総理大臣が言うイベントがあります。

そしたらみんなで皇居に移動します。

日本は天皇陛下が国家元首で、天皇陛下が任命した人が総理大臣、国務大臣となります。

ここで天皇陛下がお前には総理にさせないよ、って言ったら…

どうなるんでしょうか。そんなことはないという前提でのルールなんでしょうけども。

そういった任命式を経て、晴れて総理大臣となります。

コロナも一気に落ち着いたとはいえ、まだまだこれから油断もなりません。

ワクチンのことも含め、岸田総理のこれからもコロナに振り回される日々になるでしょうが、うまく切り抜けて安定した日本になるといいですね。