今年はなにかとポイント還元という言葉が民・官ともに話題になった印象でした。
今のキャッシュレス政策によるポイント還元は6月いっぱいまでですが、東京オリンピックを終えてからもポイント還元という言葉は続くかもしれません。
マイナンバーカードでポイント還元
2019年は前哨戦としてキャッシュレス還元が始まりましたが、このキャッシュレス政策の根っこには、お金の流れをデジタル化したい政府の思惑はあるかと思います。
なんと来年9月から再来年の7月まで、マイナンバーカードでポイント還元を政府は始めるようです。
でも、マイナンバーカードって別に買い物ができるわけではないですよね?いったいどういうことでしょうか。
どうやら報道を読む限りでは、好きなキャッシュレスサービスを一つ選んでそれをマイナンバーカードと紐づけることで、そのサービスとは別にマイナポイントというポイントが付与されるようです。
ちょっと制度上はややこしいですね。ポイントの種類がどんどん増えてしまいます。
マイナンバーカードの使い方
現在、マイナンバーカードの発行率は14%ほどだそうです。
ちなみに自分は持ってます。日常生活で使う場面があるかというと、ありません。
これまでカードを何かの機会に通したことも、なにかに見せたこともありません。
ただあるのは、それを印刷して送るという行為です。印税関連で必要になります。
カードをつくるときは、このカードをなくしてはいけないとか、人に数字を教えてはいけないとか、さんざん注意があったわけです。
そんな大事なカードを印刷して普通郵便で送るなんてしていいのか?なんて思いましたが…
マイナンバーカードひとつあれば公的な証明がまかなえるかというとそうでもなく、結局印鑑証明がなきゃだめ、免許証がなきゃだめと、なんの意味もありません。
正直なところマイナンバーカードは、自分自身もなんのためにあるのか把握できてないですし、きっと役所にお勤めの方も最終的にこれで何ができるのか把握できてないでしょうね。
最終的には、マイナンバーカードをクレジットカードや銀行口座などと完全に結び付け、不明瞭なお金の流れであったり脱税防止などを監視したい思惑もあるのかなとは常々思っていますが、今回ストレートにキャッシュレス政策と結び付けたことで、やっぱりそうなのかな、と心の中では思っています。
まぁ今回のマイナポイントについてもどうでしょうね、発行率がこれであがるのか、結局のところ期間限定ですしね。マイナンバーカードを普及させたいのであれば、もっと違うところに目を付けてほしいなぁとは思いますけど。