有罪判決すら無効になるってどういうこと?今年は恩赦があるかもしれない!


今年は元号が変わる年です。

最初「安倍総理が新元号を四月一日に決定」という見出しをみたとき、新元号はワタヌキなのかと見間違いましたが、4月1日には正式に新しい元号が発表になるという報道がありましたね。

恩赦がある可能性は高い

さて、日本には恩赦というシステムがあります。

憲法にもあり、法律でも恩赦法というものがありまして、細かく定められています。

恩赦とはなにかといいますと、早い話が罪人の刑を軽くしたり、刑罰自体をなくすことをいいます。なんでもないときに行われるのではなく、国家的に行う慶弔のときにあります。今回のような新天皇となり元号が変わるタイミングや、皇太子さまの結婚などのときですね。日本が国連に加入するときも行われました。

江戸時代以前より行われていまして、戦前でも戦後でもこれまで何回か行われています。前回行われたのは平成5年の皇太子さまのご結婚時ですので、今回行われたら26年ぶりとなりますね。

死刑執行のタイミングも考慮されており、昨年死刑執行が多かったのは元号が変わる前にやっておかないと、その後しばらくやりにくいから、なんて噂もささやかれていたくらいです。

でも、そんな理由で死刑執行が見送られるというのは、ちょっと変な話な気もします。恩赦というシステム自体は、やはり旧時代のような感じも正直否めません。まぁ長い歴史の中に残っている名残のようなものですね。

恩赦と大赦と特赦

恩赦の中にはいくつか種類があります。刑の執行を見送るものから、罪自体をなくすものもあります。

大赦、特赦というのは有罪判決を受けた場合、その判決自体を無力化できるチートレベルの恩赦です。大赦は特定の罪に対して行われるものですので、その罪で訴えられている場合、まだ裁判前でも、その訴えられている状態を無効化することができます。特赦は罪ではなく人が対象になります。恩赦をもらいたい人は、申し出をして、それが審議され決定します。

一般的には、重罪の場合はさすがに恩赦は行われません。いきなり死刑囚が釈放されるとか、そういうことがあるわけではないのです。

冷静に考えると、三権分立とはなんだったのかというレベルのものです。一般的には、恩赦というシステムがあることによって、更生の励みにもなり、再犯抑止の効果も期待できるという考え方もあるみたいです。

おそらく今年はどこかで、この恩赦についてあるかないかも含めて、ちゃんとニュースになることでしょう。

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