この世界に、いくつ国があるかご存知ですか。
実はこれ、いくつある、と定義するのは意外と難しいんですよね。
なんせ、国だ!といえば国になっちゃいますからね。
国が国として認められるには、例えば世界中で国という承認をする会議があるとか、そういう決まりはありません。
国だと主張すれば、国なのです。
世界にある国の数
国だと主張すれば国だし、国じゃないだろお前!とすれば、国じゃない。
つまり国だと主張したところがあり、日本がそれを国だと承認すれば、日本からしたら国になる、ということです。
とはいえ、それじゃあややこしくなるよねということで、世界のルールは存在します。
それが国が国である三原則で、国土があり、人が住んでいて、主権があるというのが条件です。
ちなみに日本が国として承認している国家数は、196となっています。
さすがに全部は言えませんね。
国連加入と国家はイコールではない
なんとなく国連に入っている国を国だと思ってしまいそうですが、そういうわけでもありません。
例えば日本が国として承認していない北朝鮮は、ちゃんと国連加盟国です。
実は今日12月18日は、日本が国連に加入した日でもあります。
1956年のこと。全会一致で国連に入れてもらえることになりました。
実はその前にソ連の拒否権発動で断られたこともありました。
国連に未加入の意外な国
日本の中では国だと思っているけど、実は国連に未加入の国がいくつかあります。
例えば南の島、クック諸島もそうです。
日本は国として承認していますが、世界の中ではニュージーランドだとする国もあり、承認してない国も多く、国連にもまだ未加入です。
あとはバチカン市国です。ローマ法王がいる国ですが、やはりカトリック教会の世界的な影響力を考慮し、非加盟のようですね。
あとは台湾です。こちらイレギュラーなんですが、もともと中華民国は国連発足時から常任理事国でした。戦勝国ですからね。
しかし中国国内でのいざこざで、中華民国と中華人民共和国がその後できてしまったのです。
台湾としては国連脱退という形になりましたが、中華民国の立場をそのまま中華人民共和国が引き継ぐという形になっていますので、これをどう解釈するかというところ。
国連の文書としては、国連には脱退国はないという説明をしています。
中国と台湾についてはなかなかイレギュラーなことが多く、台湾を国とするのであれば、いまだに台湾は国連未加入です。台湾を中国の一部にするのであれば、国連加入国ということですね。
調べてみると聞いたことない国もあり、なかなか興味深いです。日本に住んでいると、あまり国土が変わる経験がないので、いまいちピンとこないところもありますが。