アカウント凍結というのは、SNS絶対主義の現代において、非常に悩ましい問題です。
ネットベースで活動している人にとっては、日々積み上げてきた信用、実績が急にゼロになるに等しいことでもあります。
また、そうじゃなかったとしても貴重な発言の場がなくなり、仕事へのダメージは計り知れないわけです。
アメリカでまたSNS凍結
アメリカ共和党の議員が、Twitter凍結となりました。
ツイッター、米共和党グリーン議員のアカウント永久凍結 コロナ誤情報めぐり(BBC News) – Yahoo!ニュース
こちらはコロナに関する情報をめぐり、Twitterの判断で永久凍結となったようです。
各SNSはコロナ関連には特に目を光らせており、陰謀論系のアカウントの多くはすでに凍結されています。
議員ではトランプ大統領の凍結が有名ですが、他の議員もこういして凍結されるようになっています。
発言の中身はさておき、ひとつの企業が議員の発言をコントロールできる状況が健全なのかどうか。
WEB2.0時代の問題点をこうして浮彫にさせるテーマです。
凍結屋の存在も
こちら昨年末に話題となった、凍結屋という謎の存在も。
アカウント凍結をちらつかせて金銭を要求する「凍結屋」の被害がTwitterで相次ぐ Twitter「以前から存在について報告は受けていた」
手口としてはこういうものです。記事を引用します。
虚偽の通報を行い、対象のアカウントをロックさせる
ロックさせたアカウントに連絡し、凍結を防ぎたければ金銭(1万2000円~1万4000円ほど)を支払うよう脅迫
脅迫に従わないとさらに攻撃を行い、アカウントを凍結させる
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2112/30/news035.html
この問題は、第三者がアカウントを乗っ取るというものではなく、乗っ取らずに凍結させるというものです。
完全な脅迫ですよね。
YouTubeでは3回の警告でアカウントが削除されます。
YouTubeがちゃんと吟味し、ちゃんと考えて警告をしているのであれば問題ないのですが、これだけユーザーを抱えているSNSがどれだけちゃんとできているのか。
SNSに対する依存度が高くなっている現在、こういった第三者の虚偽通報で大きなダメージを与えられてしまう状態が健全なのか。
WEB2.0の問題点でもあります。
すべてを変えるWEB3.0
こういったWEB2.0の問題点を解決するのがブロックチェーンが社会で活きるWEB3.0の時代ということで、自分自身もWEB3.0の描く世界にはとても興味を持っています。
今年のメインテーマの一つに掲げ、いろいろ勉強していきたいものです。