ここ数年、インターネット上での誹謗中傷が大きな話題となっています。
しかし世の中の変化からか、昔のような悪質なケースは減ってきたなという印象もあります。
VTuberへの誹謗中傷
インターネットのスピードは、法的なスピードをはるかに超えています。
現行法ではどうなればいいのか、解釈も難しい場面もでてくるわけです。
人が集まるところでは、どうしても誹謗中傷も。
ここ数年圧倒的な人気を誇るVTuberも、その対象です。
ここで議題にあがるのが、VTuberが誹謗中傷されたケースについての場合です。
VTuberは人なのか
誹謗中傷というのは、人に対して行われるものです。キャラクターではありません。
日本の法律ですと、キャラクターへの誹謗中傷は対応外です。
では、VTuberは人なのか、キャラクターなのか。
こちらに興味深い記事がありましたので、合わせて紹介します。
「VTuberに対する名誉毀損」について弁護士が解説 – ライブドアニュース
VTuberに中の人がいるのはもちろんみなさん理解しているでしょう。ですが、顔や名前は出していません。
同様にインターネット上でも顔や名前を出さず活動している人もいます。
ただ、そういう人であっても、それはあくまで人。誹謗中傷の対象にはなります。
ですが、VTuberの場合は人格はどこにあるのか。要するに、それは人なのか、キャラなのか、というところです。
これをキャラとみなすのであれば、残念ながら誹謗中傷にはあたりません。
VTuberも変わる
それこそVTuberの出始めのころは、人よりもキャラが重要視されるようなイメージでした。
しかし近年は人が重要になってきている印象があります。中の人が恋愛騒動になるくらいですからね。
なんだかんだで、人間って人間が好きなんだなと思います。これはアニメでも同じことが言えます。
VTuberがではじめたとき、ついに新しい領域に踏み込むのかなと期待していましたが。
裁判になった場合、人と見るかキャラと見るかの判断が下されるわけですが、なんとなく人として判断されるんじゃないかなと思います。
それでも罰せられる可能性も
VTuberはきちんとしたビジネスです。
誹謗中傷に当たらないことになったとしても、ビジネスへの業務妨害として罪になる可能性はあります。
好きになる気持ちから、ついついキツイ言葉を浴びせてしまう若者の気持ちもわからないでもないですが。
まぁ若者だけじゃないかもですけど。
人に優しく、キャラに優しく、そして自分にも優しく生きましょう。