新しいNFTコレクションKASUMI in the rain [Generative BGM Collection]を発表しました。
今回はこちらのコレクションについて簡単に解説をしたいと思います。
BGMとして使えるコレクション
NFTは盛り上がりをみせ、多くの人が売買を行っています。
Twitterのアイコンというところで新たな需要も生まれそうですが、残念ながらアイコンは一つしか表示させることができません。
Twitterに持っているNFTを投稿しても、すぐ流れてしまいます。
OpenSeaに行けばどんなNFTを持っているか一覧で表示されるわけですが、今度はその表示の体験に注目が集まると予想しています。
メタバース上で自分独自のNFT美術館をつくり、これを見てくれ、という願望がこれから強くなってくると思っています。
そうなると、BGMどうするって話です。
現在、Oncyberという、自分のNFTコレクションをVR空間上で表現するサイトが話題です。
実は今回のBGMコレクションは、このOncyberで使うことを最初から想定して作りました。
OncyberはNFTになっている音楽しか流せませんからね。
[2022/4/23追記]こちらのBGMはJASRACなどに帰属しておりません。NFTホルダーの方は、このBGMをご自由にお使いいただけます。
音楽もひとつひとつ、違っていい
そしてもう一つ、自分がこだわりをもって挑戦しているのが、Generativeでの楽曲制作です。
一点一点手作りで音楽を作るのが、今までの「普通」の音楽活動でした。
このKASUMI in the rain [Generative BGM Collection]は、自動作曲プログラムにより作られた音楽となっています。
もちろん、そのプログラムは彩雨製作です。
なぜ手作りではなく、プログラムなのか。
これまでの音楽活動は、所有してもらうことでのマネタイズではなく、聴いてもらうことでのマネタイズでした。
テレビやラジオで流れる、配信で再生されることにより収益が上がります。
CDは所有じゃないかという話ですが、CDはあくまでデータが入ったプラスティックを所有しているだけであり、音楽を所有しているわけではありません。
NFTが登場することで、人類の音楽の歴史の中で初めて”所有”の概念が登場しました。
その中で音楽制作をするにあたり、「あなたが持ってる音楽と私が持ってる音楽、同じでいいの?」という究極の疑問にたどり着きます。
これまでは「あなたが聞く音楽と私が聞く音楽、同じでいいの?」なんて考えたこともありませんでした。
今回のKASUMI in the rain [Generative BGM Collection]をなぜGenerativeにしたのか。
これにより全部で55ある楽曲全てに違いをもたらすことができるからです。
NFTだからこそできる音楽制作の形の一つだと思っています。
※ちなみにGenerativeではないNFT音楽も、「歩く彩雨音楽個展」をOncyberにて計画しており、そちらも近日公開します。
購入者特典
今回、前作「CryptoAmbient」のホルダーの方全員に、#00をお贈りいたしました。
NFTにおいて、ホルダーの方はお客さん、消費者という感覚はなく、自分の活動や考え方を支持してくれる共同参画者というイメージを持っています。
同じように、自動作曲プログラムで次回作を出す場合、 KASUMI in the rain#01以降のホルダー全員に次回作の#00をお渡ししたいと思っています。