100円ショップってすごいですよね。
昔はそれなりに粗悪な商品も多かったですが、今は大手の100円ショップのクオリティはなかなかのもの。
こういうのをこの価格で揃えるところ、日本企業の潜在的なパワーを感じます。
最近も銀座にDAISOが出店するなど、その勢いはまだまだ続きそうです。
100円ショップに迫る危機
そんな100円ショップですが、ここにきてしんどい局面を迎えています。
円安、そしてこの世界的なインフレは、100円ショップにとってはかなりつらいところ。
しかも100円ショップって、100円で売らなきゃいけない感があるじゃないですか。
なんか120円で売ったら負け感ありますよね。ここが100円回転寿司との違いです。
DAISOもこういったブランディングはかなり意識しているようで、100円のほかには200円や300円など、100円刻みで商品価格設定をしていますね。
今後はこういった高額商品も合わせながら、この危機をうまく乗り超えていく道を探す他ありません。
100円ショップからの脱却も道
100円ショップ、100均など、こういった店舗を称する言葉として、価格が明記されています。
これもまた重要なブランディングで、企業価値を高めるものになります。
しかし、それはあくまでインフレと経済成長が安定しているからこそできる術です。
DAISOが登場した80年代後半とこの2022年では、経済状況があまりにも違います。
同様に、鳥貴族は値上げに踏み切りました。こちらも価格を全面に打ち出した居酒屋チェーンではありますが、やるしかなかったのでしょう。
DAISOのような大手が値上げに踏み切れば、他社も同様に値上げすることになりそうです。
値上げは消費者にとってはもちろんしんどいですが、価格へのこだわりを捨てるのもまた、生き残る道なのかもしれません。
円安がどこまで進むか、正直125を超えてしまった状態では、どこまでいくか想像ができません。
場合によっては来年の春あたりには、相当いろいろな価格が変わっているかもしれません。