最近、公害って言葉をあまり見かけなくなりましたね。
それだけ環境問題に対する考え方が定着してきたこともあるでしょうし、その背景には昔の公害で苦しい思いをした人たちの思いが社会に反映されたとも考えることができます。
時間差でやってくる公害
日本でも四日市ぜんそくなど、多くの公害があります。
ただ多くの公害は、なにかその発生するきっかけがあってから、わりとすぐに反映されたものとなっています。
そのため、その対策もすぐに行うことができます。
ただ、もしこれに時間差があるとしたら恐ろしい話です。
アメリカで気になるニュースがありました。
40年で100人を超える脳腫瘍という高校の話です。
割合としては高いようにも思えます。
記事によればかつてあったウラン処理工場が原因ではないかとのこと。
今後調査が進められ、なにか続報があるかもしれません。
氷山の一角かもしれない
もちろん因果関係はこれからでしょうが、こういった放射能に関する影響は、どうしても時間がかかってしまいます。
日本でも原爆、そして原発事故と、放射能に関する出来事は他人事ではありません。
長い時間をかけて影響が表にでてくることもありますが、何十年も前の責任問題を問うのは難しいでしょう。
放射能は別に原爆や原発だけで使われているものではありません。
昔は蛍光塗料などでも放射性物質が使われており、それを地面に埋めて、何十年か経ったら地面から、なんて話も珍しいことではありません。
知らぬ間に、気づかないままに健康被害が出ているなんてこともあるのでしょうか。