このブログでも追っていたUSB-C論争、これは決定打になるでしょうか。
ヨーロッパで動きがありました。
喜んでばかりはいられない
自分自身も数多くの電子機器を所有しています。
USB-Cのものも増えてきているので、端子が統一されることで便利になる気持ちはとてもよくわかります。
iPhoneについては以前よりUSB化することを望む声も多く、この動きを喜ぶ人も多いかと思います。
実は自分は逆で、この決定には多くの問題点があると考えています。
いつまでもUSB-Cでいいのか
APPLEが自らUSBにする選択をするなら、まだ意味がわかります。
今回はヨーロッパでUSBに統一するようにと決まったわけです。
これにより、おそらくiPhoneはUSBへとシフトすることになるでしょう。
みんな端子が統一されて便利になったね、よかったね、といっていられるのは2020年代前半だけです。
この20年、端子の形は紆余曲折を経て、大きく進化しました。
USBの旧型はそういった意味ではずっと変わらない形をしていますが、昨今もさすがに変化する兆しがでています。
なぜ変わるのか、それはもう、そのほうが都合がいいからなわけです。
APPLEも一度端子を変えてライトニングになりました。
それは、薄型化、小型化する機器には昔のタイプのものは合わないからです。サイズ的に。
こうなってくると、じゃあ永遠にUSB-Cのコネクタを使わなければならないのか。
新しいコネクタを開発しても、使うのを禁止されているようじゃどうにもなりません。
長期的にはこの決定、進化を抑制するものになるでしょう。
今回の根本は環境問題への配慮ということなのですが、正直それもどうでしょう。
同じケーブルを使い回せばゴミは減るでしょうけども。
USBの根っこの部分も含めて汎用性が高くなるようですが、それにより充電周りでのトラブルには繋がらないのだろうか。
斜に構えているわけでもないのですが、できればEUの決定ではなく、APLLEの判断としてUSB-Cにしてほしかったなと思っています。
USB-Cにするとはいってない
おそらく来年のiPhoneからUSB-Cになる可能性が高いと思われます。
とはいえ、USB-Cにすると言っているわけでもありません。
例えばUSB-Cとライトニングの変換ケーブルを付属し、はい対応しました、なんてことも?
まあどうなるかわかりませんが、来年の今頃にはこういった情報はリークされているころでしょうね。
この決定がある前から来年はという噂がありましたしね。