今日はパソコンの日、40年前のパソコンってどんなもの?


今日、9月28日はパソコンの日です。

コンピュータにまつわる記念日はいくつかあります。9月28日は日本で最初にパソコンが発売された日ということで、日本でのパソコンの日となっています。この発売日に関しては、後述も参考にしてください。

パソコンの登場

日本で最初のパソコンが発売されたのは、なんと1979年のこと。もう40年以上も前の話です。

NECが発売したPC-8000シリーズが日本で最初のパソコンです。値段はなんと168,000円もします。当時の価格ですからね、現在の価格にしたらけっこうなものです。

パソコンといっても、今のようにネットをしたりゲームをしたりには使えません。OSもWindowsが搭載されていたわけではありません。しかし、MicrosoftのBASICというプログラムを動かすことができたので、簡単なゲームをすることは可能でした。合わせて、自分でプログラミングをすることも可能でした。

パソコン、つまりパーソナルコンピュータという言葉が登場したのもこのタイミングからです。

ちなみに、どうやら発売日はこの日ではないらしいです。出荷されたのはもう数日前みたいなんですが、どういうわけかこの日が発売された日となっており、この日がパソコンの日となっています。

最初のパソコンってどんなもの?

最初のパソコンは、なんとキーボードと本体が一体化されているものです。いわゆるデスクトップパソコンとはちょっと違いますね。

スペックもなかなか興味深く、グラフィックは160 × 100のものでした。今のパソコンの世界観だと、Twitterのアイコンよりも小さいですよね。

メモリは16キロということで、今のものとは比べ物にならないほど少ないものでした。

さすがの自分もPC-8000シリーズは触ったことはなく、いったいどんなものだったのか、さっぱりです。今度、動いている動画でも見てみようと思います。

数年後にパソコンは爆発的ヒットへ

この数年後、NECはPC-9800シリーズという大ヒットのパソコンを発売します。1980年代半ばにはAPPLEがMacシリーズを、MicrosoftがWindowsを発売するなど、パソコン黎明期へとつながっていきます。

1979年のPC-8000シリーズは、その前の段階での最初の一歩ということで、日本のコンピュータ産業にとってはとても大きな出来事だったことでしょう。

時代の荒波の中で、PC-9800シリーズも終焉し、パソコンと言えばNEC、という時代でもなくなってきました。Windows 95がではじめのときは、NEC系かIBM系かということで、それなりに大きな力もあったのですが、このあたりがアメリカの強さといったところでしょうか。

今日はそんなパソコンの日。日常的にパソコンを使わない方でも、スマホなどはお使いになられるでしょう。41年前、その最初の一歩を踏み出した歴史的な日ということで、感慨深いものがあります。