先日、アルカイダの指導者が米軍の攻撃により殺害されたことが発表されました。
米、「アル・カーイダ」指導者のザワヒリ容疑者を殺害…バイデン大統領が明らかに(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース
昔だったらアメリカ軍がアフガニスタンに乗り込んで銃撃してという感じでしょうが、今や無人機が飛んでいって、ミサイルでドカンです。
淡白、といえばそうですね。
時代は変わりました。
刀と銃でも同じことあったかも
ちょっと創作のイメージも強いのですが、坂本龍馬は剣豪でもありながら、銃を所持していたのは史実です。
「これからは銃の時代じゃきに!」と言ったかどうかはわかりませんが、中世に世界で広がった銃は戦争の形を大きく変えたことでしょうね。
特に火縄銃が日本に入ってから、戦国時代は戦い方のセオリーが一気に変わりましたからね。火縄銃が日本に来る日が数十年ずれていたら、日本の歴史は違っていたかもしれません。
近代以降の戦争で刀での戦いがメインになったことはないかなと思います。
刀で人と人とが斬り合う戦い方から、どこからか銃で撃たれてやられるような戦いに変わりました。
もしかしたら、当時の武士も時代の変化に戸惑ったかもしれません。
航空技術と大量破壊兵器の登場
産業革命以降も、戦争の形が大きく変わりました。
航空機の登場は大きかったでしょうね。
移動だけではなく、空からの攻撃も可能になりました。
第一次世界大戦では空襲という、これまでではあり得なかった攻撃が可能になりました。圧倒的な物量による無差別攻撃です。
そして第二次世界大戦では、核爆弾が使われることになります。
その大きすぎる攻撃能力のため、世界では規制、牽制の動きが強くなり、あれから保有はされるも、実際に使われたことはありません。
近代以降も、戦争の形は変わってきています。
これからの戦争で大きく変わるところ
今後は戦争では今回のような無人攻撃が増えることでしょう。
ウクライナでもドローンが使われています。
地球の裏側にいても、相手を攻撃することが可能です。
もしかしたら将来的には蚊のような小さいドローンを飛ばして、遠隔で暗殺することだってできてしまうかも。
さらに今回のミサイル攻撃がどのような仕組みかわかりませんが、自律的に相手を攻撃することも可能になるでしょう。
昔でいうところの、刀を振る、引き金を引く、ミサイルのスイッチを押す、という、人為的な側面が希薄になっていきます。
意志の介在が減っていくことで、戦争はどのような形になるのでしょうね。AIを作って、ドローンを作って、あとはよろしくどうぞで勝手に戦争をするようなディストピアになったら怖いですけどね。
今日は原爆の日。これからの技術は世界にどんな兵器を生み出すのでしょうか。それらが使われなくなる平和な日が来ることを祈りたいですね。