先日、NASAが火星に有機物を発見したという情報を発表しました。火星にはかつて水が流れていたであろうことも、地形からほぼ確実といわれています。実際に多くの氷が眠っていることもわかっています。
少し昔までわからなかったことがどんどん明らかになっていきます。今の常識は10年後の常識とは違うものかもしれません。
有機物は生命なのか?
今回は有機物があったという発表でした。ここですこし単語のおさらいをしておきましょう。
世の中の物質は有機物と無機物の二種類があります。
昔は生命に関わるもの、生命が生み出せるものを有機物、それ以外を無機物とする考え方でした。しかし最近ではテクノロジーによって有機物を生み出すことも可能になっています。
近年では、いくつか例外がありますが炭素Cを含む物質を有機物、それ以外を無機物としています。そのため、有機物の存在が確認されたということを、火星に生命がいた、と安直に結び付けるわけにはいきません。
今回は火星のメタンガスから有機物を検出することができました。そして火星のメタンガスは夏になると放出されるようです。まだまだ謎が多いですが、少しずつ世紀の大発見が近づいているのかもしれません。
進む火星探査
現在は火星に巨大なドローンを飛ばす計画もあるそうです。現在の火星探査機は地上を行くものですが、空からでも探査を行えるのであれば、より多くの地形をはじめ多くのデータを収集することができますね。
火星は地球とは大気成分が違うため、ドローンを飛ばすためにはより多くのエネルギーが必要となります。
宇宙開発はこれまでずっと国が主導して行っていましたが、今は民間も積極的です。もしかしたら世界で初の火星へ降り立つ人間は民間からでるかもしれません。あと10年もすれば火星へ人を送るともいわれていますが、僕らが生きている時代に火星に関してはかなり大きな動きがあるかもしれません。
100年もすれば、全国ツアーのノリで月や火星へいってライブをするような後輩たちが現れるかも?