手軽気軽であることと楽しむことは必ずしも一致しない


カセットテープやアナログレコードの人気が若者の間で高まっているというニュースを見たことがあります。

現在は初代ウォークマンの中古価格が高騰しているようです。

初代ウォークマン価格高騰 「昭和」カセットプレーヤーブーム

まぁ、プレミア感はあるでしょうね。

カセットテープ人気について

カセットテープを使う層はこれまでは高齢者だったでしょうが、現在は若者の間でひそかなブームに、という話はちょこちょこと聞きます。

まあ若者といっても、実際にその辺を歩ている若者が日常的にカセットテープを聞いているとは思えないのですが、マニアが生まれているのはわかる気もします。

昔懐かしきカセットテープ……じつは今も健在って、知ってました? – 自動車情報誌「ベストカー」

こちらの記事によると、日本では少なくとも生産量は右肩下がりのようです。

その一方でイギリスでは販売量は増えているともあります。

おそらく日本でもそうなるかなというところで、下がるとはいえゼロにはならず、一部の間で楽しまれていくことには変わりなさそうです。

このカセットテープの話はアヤノ.メでも何度か取り上げていますね。

めんどくさいのがいい

カセットテープ、これはレコードにも共通して言えることだと思いますが、めんどくさいのです。

iPhoneでワンタッチで、いやもう声だけで指示して好きな曲を再生することができます。

それに比べると、とても面倒です。

しかし、このめんどくさいところも含めていいよねということで、必ずしも楽しむことと気軽さは一致しないのかなと思います。

これはそのほかの分野でも同じことが言えそうですね。マニュアル車とかキャンプとかもそうだと思います。

今はなんでも効率化され簡単になっている世の中だからこそ、こういう発想はそれはそれでどこかで大事にしておきたいところ。

逆にいえば、こういった余地をどれだけ最新のものに残していけるかというのもキーワードになりそうですね。